

大変遅くなりましたが、2024年度の京成車両の動きについて記録を行いたいと思います。
2024年度は増備されたのが6両編成1本、廃車されたのも合計6両と同数で、車両全体の増減はありませんでした。
§増備車両
■3200形(2代目)
★3200形:3205-3206+3201-3202-3203-3204
運行開始日:2025-02-22
製造所:日本車輌製造
以上6両編成1本6両

§廃車車両
■3500形
★3551-3552(運行最終日:2025-02-20)
竣工届出日:1974-07-30
車体更新:1999-07-26
製造所:日本車輌製造
制御方式:抵抗制御
在籍期間:約50年7ヶ月
★3553-3554(運行最終日:2025-02-21)
竣工届出日:1974-07-30
車体更新:2000-10-12
製造所:日本車輌製造
制御方式:抵抗制御
在籍期間:約50年7ヶ月
★3555-3556(運行最終日:2025-02-22)
竣工届出日:1974-07-30
車体更新:2000-07-27
製造所:日本車輌製造
制御方式:抵抗制御
在籍期間:約50年7ヶ月
以上計6両
📷廃車となった3500形の一例/3552(左)/2003-09-04/千葉中央駅/画像提供:レッドラインさん

§その他
■3700形の機器更新
2023年度中に3788編成のVVVFインバーター装置の半導体素子がGTOから3100形と同じSiCに変更され、他の編成にも波及するのかどうか注目されていましたが、2024年度には3758編成に対して同様の機器更新が行われました。
その後2025年度に入り3798編成が今現在宗吾にて機器更新が行われている可能性が高そうとのことで、今後も初期の編成を除き更新が進められていくものと思われます。
§2025年度以降
5月22日に2025年度の鉄道事業設備投資計画が発表され、車両関連では引き続き3200形6両編成2本12両を増備することがわかりました。
なお5月21日に発表されたD2プランでこの3200形に関して驚いたのは、2027年度までの向こう3年間で90両もの増備を行うということ。
これは京成としてはかなりめずらしいほどの大量増備だといえるのではないかと。
そのわりに2025年度が12両のみというのは少なすぎる印象で、2026・27年度の2年間で72両も製造しなければなりません。
そして3200形は2024年度増備分の6両と合わせて2027年度までに96両となり、それで増備が終了するのであれば編成形態が共通の3500形とトータルの車両数も同じことになりそうです。
それほど一気に大量増備することから、3400形・3500形・3600形はもとより、初期の3700形1次車やリニューアル未施工の8800形も廃車対象になるかもしれません。
個人的には昔の車両が一気になくなってしまうのはきわめて残念ながら、以前の記事でも述べたように京成の社内では昔の車両を一部残すという考えもあるようなので、どうなるのか楽しみなところです。
次に押上−成田空港間を結ぶ新型有料特急を運行することも発表されましたが、これにも驚きました。
それは都営や京急方面に直通できない限り、押上線に有料特急が運行されることはないと思っていたからです。
しかし押上といえば一大観光地のスカイツリーがあるほか、二駅先で歩いても行ける浅草も近いので、とくにインバウンドの利用が見込めるでしょう。
また東武スカイツリーラインや東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線沿線から成田空港が現在よりも短時間で結ばれるほか、2030年代半ばには有楽町線の延伸により豊洲方面への湾岸エリアと結ばれることもかなり大きいかと思います。
そんなこんなでたとえ押上折り返しでも有料特急を走らせれば需要は十分にあると考えたのではないかと。
ただ現在でも手狭すぎる押上駅でどのうようにして有料特急を折り返しさせるのでしょうか。
運行開始が2028年度とされているので、大がかりな改良工事を行う時間もなさそうですが、とにかくこれからますます押上駅の利用客が増えていきそうな中、現在のままだとどうにもならなくなるのは目に見えており、なるべく早めの対策が必要かと思います。
あとこの有料特急が将来的に押上から先へ直通するのかどうかですが、やはり都営というハードルが高すぎるのではないかと。
いろいろと妄想したくなる気持ちもわからなくはないものの、かなり厳しそうな感じがします。
仮に直通することになっても、それはまだまだはるか先のことになるでしょう。

それから既存のスカイライナーAE形を9両編成以上の新型車両に置き換えることも発表されましたが、こちらは2030年代半ばと今から10年前後先のことになります。
それより当ブログで以前にも述べたように、せっかく160q出せる性能がある車両なのにその最高速度での運転区間が成田空港から印旛日本医大までときわめて短距離でしかないのはもったいないと思えてなりません。
なるべく早めに新鎌ヶ谷まで、また可能であれば高砂まで160q出せるようにするべきではないかと。
それにより短縮される時間は3〜6分程度とあまり大きくないことが考えられるものの、それでもだいぶ印象が異なると思います。
また押上発着の有料特急も運行するとなればより効果的でしょう。
それ以外にも成田空港付近のJRとの並走区間の複線化や、2駅に分かれている成田空港駅の統合、宗吾車両基地や工場の拡充なども含め、将来的に京成はかつてのイメージからは考えられないほど変わっていくことが予想されます。
大震災やコロナみたいな感染症などが起きない限り将来の展望は明るいと言えるでしょう。
個人的にも大きく変わった京成を見届けるまでは死ねないという思いも強くなってきました。
というわけで心から期待したいものです。