
当ブログでは今から6年前の2008年3月20日に、ホームドアの利点についてや設置を促す記事を書きましたが、その後JRをはじめとした各鉄道事業者で設置の気運が高まり、ホーム棚も含めて徐々にではありながら設置される駅が多くなってきたのはとても喜ばしいことだと思っています。(当ブログ過去記事)
しかし、京成ではグループ各社も含めて現在でも設置されている駅がゼロと、あまり関心がなさそうな感じがするのは残念でなりません。
ところで、現行のスカイライナーは成田スカイアクセスのうち、印旛日本医大〜空港第2ビル駅間の18.1qで最高速度の160q運転をしているのは周知の通りですが、せっかく160qも出るスカイライナーを開発したのに、たかだか18q程度の区間でしか最高速度を出さないというのはかなりもったいない気がします。
高砂〜新鎌ヶ谷間はちょっと難しいにしても、新鎌ヶ谷間〜印旛日本医大間は線形がいいので、一部で速度制限を受ける箇所が出るかもしれないながら、160q運転は十分に可能なことでしょう。
ただ、それにより一番問題となるのは、やはり駅の通過だと思います。
そこで、西白井・白井・小室・千葉ニュータウン中央・印西牧の原、印旛日本医大の6駅にホームドアを設置すれば、どんなに高速でも問題なく駅を通過できることになります。
もちろんそれ以外にも信号システムの改良といった工事も必要になるでしょうが、それでもあまり莫大な費用をかけることなく、なおかつ比較的短期間で160q運転区間を拡大できるのではないかと思われます。
そうなると印旛日本医大〜空港第2ビル駅間の18.1qに、新鎌ヶ谷間〜印旛日本医大間19.6qがプラスされ、トータルで37.7qの距離で160q運転が可能となるので、それぐらいになればもったいないという印象は薄れることでしょう。
まぁこの拡大による時間短縮はせいぜい数分程度であることが考えられるものの、現行の日暮里〜空港第2ビル間の最速36分が30分台前半にはなるので、その差は結構大きなものがあると思います。
また、将来的に東京発や羽田空港発のスカイライナーが運行を開始した場合、その短縮はさらに意味のあるものになるに違いありません。
ぜひ検討してもらいたいものです。