
まずいきなり本題から外れますが、東京・葛飾区の柴又帝釈天の近くにあり、「川千家」とともに柴又を代表する川魚料理の老舗として営業されてきた「川甚」が、1月末日をもって閉店となりました。
残念ながら管理人は一度も利用したことがありませんでしたが、「男はつらいよ」第一作目で、さくら(倍賞千恵子さん)と博(前田吟さん)が結婚するに際し、その式場としてロケに使用されたことが強く印象に残っています。
また、江戸川の土手から「葛飾花火大会」を見物していた頃には川甚提供の仕掛け花火を毎年楽しんだほか、京成柴又駅などでも広告をよく見かけたものですが、とにかく管理人のような者が気軽に食事できるような飲食店ではなかったとはいえ、230年余りもの歴史ある老舗が店じまいしてしまったことは無念でなりません。
ここでもまた憎きコロナという印象を受けます。
それではここから本題に入ることにして、京成柴又駅の広場にはかなり昔から多くのミニ店舗がありますが、最近では老朽化が著しく、閉店になってしまった店舗も少なくなかったかもしれません。
昨年12月18日のことになりますが、これらを建て替えたうえで5つのテナントを開業させることが京成から発表されました。

まず本年2月末にオープンするのは以下の3店舗となります。
店舗1 スペシャルティコーヒーショップ「TULLY'S COFFEE」
柴又の町並みにはちょっと不似合いな印象も受けるところですが、駅前の新たな建物には相応しく、人気カフェの開業はきっと歓迎されることでしょう。
店舗2 今川焼・焼きそば「三河屋」
こちらは古い建物のときからあった飲食店で創業52年とのことです。
店舗3 コンビニエンスストア「ファミリーマート柴又駅前店」
一方、以下2店舗は本年6月に開業とされています。
店舗4 立ち食い蕎麦「三松」
古い建物のときにも「新華」というそば店がありましたが、屋号を変えて再出店するそうで、個人的には昨今数を減らしている立ち食いそば店を継続してくれることがもっともありがたい限りです。
店舗5 居酒屋「酒場 春」
こちらも古い建物のときから営業されていた店舗のようです。
続いて当ブログ2020年5月12日付の記事で、京成青砥駅1・2番線上りホームの成田寄りで営業されていた「青砥そば」が、新型コロナウイルスによる利用減少の影響で4月30日(木)をもって閉店になることについて取り上げました。(当ブログ過去記事)
それからしばらくして車内からその建物が工事のため覆われているのを見かけ、ついに撤去されるのかと思ったものです。
しかし先日再び通りかかったところ、なんと新たな立ち食いそば店が装いも新たにオープンしているではありませんかっ!!!!
絶対にそば店の復活はあり得ないと思っていただけに心底驚いたと同時に、このコロナ禍がまだおさまらない中、よくぞオープンしたものだと思います。
管理人が見かけた工事のための覆いは改装のためだったのでしょう。
それから車内にてすぐさまスマホで調べてみたことろ、青砥そばから屋号が変わり、先の柴又駅前にオープン予定のそば店と同じ「三松」であることがわかりました。
これは同じ都内の新橋や高輪にも店舗があったそば店らしく、ラーメンやカレーライスなども提供されている分、青砥そばよりもメニューが充実している印象を受けます。
管理人は以前京成の駅そば事情について苦言を述べたことがありますが、今回の件でだいぶ印象が変わりました。
そば店をできるだけ継続していこうという努力が感じられ、今では感謝したい気持ちになっています。
あとは千葉県内にある駅の構内にも少しは増えればいいのですが・・・