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2025年02月14日

2代目京成3200形の詳細





まず3200形について2025年2月22日(土)に営業運転開始との公式発表がありました。
6連1本しかないだけに、人が集中して混乱が起きないことを祈るばかりです。

そして1月24日にマスコミに向けて公開されたため、いくつか疑問に思っていたことが判明しました。
そのひとつ目は運転台パネルのグラスコックピット採用の有無でしたが、残念ながら従来の通期型車両と変わらずアナログメーターのままで、乗客にはまったく関係のないこととはいえJRや他の関東大手では大半がすでに取り入れているものなので、時代遅れの感が否めません。
京成に乗り入れる都営5500形もグラスコックピットなので、京成もいい加減採用するべきでしょう。

次に3200形のモーターの数について、当ブログでは以前8M以外の赤電や3500形と同じ6M方式ではないかと予想しました。
1C6Mかどうかはまだ不明なものの、2号車と4号車は前後の台車ともにモーター付、、1号車と3号車は連結面寄りの台車がモーター無とのことで、予想通りかつての6M車とモーター数の合計が同じということになるでしょう。

あと車両番号にハイフンを付けなかったのは、自由に組み換えを行う車両のためややこしくなるからだそうです。
しかしそれにより3000形のように100両超えといった大量増備はできない車両でもあることは明らかでしょう。

続いて座席を3100形のようなハイバックシートにしなかったのは普通としての運用が多く長距離の利用客が少ないためと判断したからではないかと過去の記事で予想しました。
しかしこれは都営や京急との直通規格で1両あたりの車両重量を35トン以内にするよう定められており、そのために重量増加を招くハイバックシートの採用が見送られたようです。
3200形は上野方先頭車の自重が34.9トンとかなりギリギリの設計とのことですが、8連での運行や都営浅草線に乗り入れる機会はめったになさそうなので、そこまで制約されるのであれば一層のこと京成線内専用にすればもっと自由な設計が可能で、安く製造できたのではないかとも思えるところですが・・・

最後に先頭部の転落防止幌については設置しないことが明らかになりました。
その代わり転落防止の対策として「注意放送装置」を設置し、ホーム停車時に注意を促す放送を流すようにはするそうです。
しかしそれでは不完全で転落をなくすことはできないでしょう。
とくに関西のJRや大手私鉄の車両では先頭部にも転落防止幌を設置している車両が多い印象で確かに見栄えはあまりよくないものの、それならば着脱式にしてでも取り付けるべきではないかと思えますが・・・

以上となりますが、総体的にいえるのはいろいろとよく考えられており、かなり金のかかってそうな車両だということです。
前面を中心とした外観のスタイルも3100形とともに他社を含めた通勤型車両の中でもっともカッコいいと思えるほどで申し分ありません。
ただしやはり都営や京急への直通仕様としたことがどうしても過剰すぎて無駄のような気がします。
また京成車両の伝統でもあった乗務員室直後の座席がなくなってしまったことが非常に残念でなりません。
先頭部のときはほとんど座らないものの最後部のときは座ることもあるのでなくなったのは痛手です。
また6両や8両では乗務員室が中間に含まれるので座席数がかなり減ることにもなるでしょう。
今回の3200形はワンマン運転向けなどの機器に場所をとられて乗務員室を拡大せざるを得なかったからのようですが、将来登場する新形式車両ではまた座席が復活するよう願いたいものです。

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2024年05月24日

京成2代目3200形の概要





5月20日に京成より2代目となる新型3200形の概要が公式発表されました。

まず第一陣として2024年度内に6両1編成を導入し、2025年冬の営業運転開始を目指すとされています。
しかしそうなると導入から運転開始まで半年以上の開きがあることになりますが、どうしてそんなに時間がかかるのでしょうか?
年度末最終の3月に導入されたとして、遅くとも5月ぐらいまでには運転が開始されてもよさそうなものですが、半年も経過したらせっかくの新車が古くなってしまいそうなのと同時に、1日でも早く乗車したいのにかなりもったいぶるような印象を受けざるを得ません。

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それではここからは発表された上のイメージ図によって明らかになったことから述べていきましょう。
まず先頭車の前面形状については、個人的にかねてから予想していた通り貫通扉を中央に配置した左右対称スタイルで、貫通扉の周りには幌を装着するための幌座も見受けられます。
京成の通勤型車両で左右対称スタイルは3600形の最終増備車以来35年ぶり、貫通路に幌が装着可能となるのは3500形の最終増備車以来実に42年ぶりといった感じで昭和時代の京成車両の形態が復活することになりました。

ただし時代が違いすぎるので当然のことながらデザインはかなり現代的になっています。
管理人としては日本国内のすべての通勤型車両の前面スタイルで一番好みなのが京成3100形で間違いなく、今回の3200形が3100形を上回るとはどうしても思えないものの、3100形の前面扉を中央に配置したらこうなるというようなデザインで、こちらも結構カッコよく一目見て気に入りました。
3700形を除いてはどこか野暮ったく垢抜けない印象が否めなかった京成車両も、そんな状態から完全に脱したと言えるでしょう。
それに西武鉄道のスマイルトレイン30000系や、京王電鉄の次期新車2000系みたいな愛嬌を持たせたような顔ではなくてよかったとも思っています。

またかなり大きな進化としては連結器が京成の一般車としてはおそらく初となる密着連結器と電気連結器が採用されることでしょう。
他の大半の大手私鉄では密連が当たり前になっており「京成よ、ついにお前もか!」といった感じがしますが、それにより前面床下がかなりスッキリとしていることが、複雑なジャンパ栓で賑やかだった3500形までとは大きく異なる点だと言えます。
しかも電連についてはまだめずらしい上下左右に4つもあるタイプで、かなりの贅沢さに驚きました!

帯カラーは伝統の赤と青のラインとされながら前面については今回ブルーがかなり強調されている感じがします。
それにより正面から見た感じだと京成車両らしからぬ印象で、どうして赤帯をここまで細くしたのか不思議でなりません。
ただそれらの帯を直線ではなくカーブさせたのが前面のデザインのアクセントとなっておりなかなかイイ感じだと思います。
一方、側面は窓下の赤帯も上部の青帯もそれなりの太さがあり、こちらは京成車両らしいと言えるのではないかと。
また空港アクセスとして運行される機会がほとんどない車両であることから、3100形のような飛行機や沿線の名所イラストは省略されました。

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次に車内でもっとも意外だったのは、外観の側面を見たときに乗務員室扉と客用扉の間に戸袋窓がないのでピンときたのですが、乗務員室直後の座席がなく腰当てだけになっていることです。
この部分に座席を設置することは京成車両の伝統でもあったわけで、過去になかった車両といえば青電の2100形ぐらいしか思い浮かびません。
これはおそらく3100形までに比べ乗務員室の面積を拡大したかったからでしょう。
座席をなくしたならばこの部分を車椅子スペースにしてもよかったのではないかと思えますが、それすらもスペースが狭すぎて厳しい印象で、車椅子スペースは従来の車両と同じ場所にあります。
そもそも個人的にはこの乗務員室直後の座席に座ることはめったにないものの、どうしても座りたい状況のときに座席がないのは不便だと思えたり・・・
また中間にもフリースペースが設けられるとのことで、これは京成のみならず他の鉄道会社でも同じような傾向にありますが、座席数が結構少ない車両になりそうです。

さらに運転席背後の仕切りに窓がないことにも心底驚きました。
おそらくワンマン運転や機器類の配置などを考慮してのことではないかと思われますが、まるで東武鉄道の通勤型車両みたいで、京成の通勤車でこの部分に窓がないのは、まだ車体更新前で半室式運転台だった半剛製時代の青電にまで遡るのではないでしょうか。
またこの運転席背後に窓がないことのほかに、仕切り部分の扉が中央よりもややずれていることや窓配置などが左右非対称となっていることが京成車両としては異例で、左右対称になった前面スタイルとは対照的のように感じられます。

一方、座席については3100形と同じ掛け心地に優れたハイバックシートではなくなってしまったことが残念でなりません。
普通としての運用が多く長距離の利用客が少ないためと判断したからなのかもしれませんが、たとえ短時間の利用でもハイバックシートにして欲しかったものです。
あと一般座席のシートがブルーで寒色系にしたのはどういうことでしょうか。
ブルーのシートといえばアクセス特急向けの3000形3050番台がそうでしたが、今度は本線系統の車両がブルーになるとは驚きました。
一般座席はエンジ、優先席はブルーに統一したほうが混乱を招かず好ましいと思うのですが・・・
さらに空港アクセスとして使用する車両ではないことから座席のスーツケース置き場がないことも3100形との大きな違いだといえるのではないかと。
それ以外は基本的に3100形に準じた内装といった印象です。

ここからはあくまでも管理人の憶測になりますが、3200形の編成形態や将来について述べていきましょう。
まず6両1編成を導入とされていたことから当初は6両が基本編成になるのかと思いましたが、公表されたイメージ図が4両編成なのと車番が3204になっていることから結局は3500形と同じ2+2=4両が基本の編成形態になる模様です。
つまり1本目は3204-3203-3202-3201+3206-3205という6両編成になるのではないかと。
その場合、先頭車3201と中間車3206が連結されることになります。
乗務員室にスペースをとられる先頭車が編成の中間に含まれるというのはあまり好ましいことではなく旧態依然とした感じもするので、個人的には更新後の初代3200形6M車のように基本を6両編成として2+4をA編成、4+2をB編成といった方式で組み替えるのではないかという予想もしていたのですが、結局は3500形などと同じ古い方式になりました。
わざわざ前面の貫通扉を中央にして貫通幌も取り付けられるようにしたうえ密連や電連まで装備したとなれば、3200形は先頭車同士や先頭車と中間車が連結される機会が多いとみるべきでしょう。

ただし当ブログ2023年5月26日付の記事でも述べたのですが、個人的には3200形はあまり多くは増備されないのではないかと考えています。(当ブログ過去記事
この記事で管理人は3200形が増備されるのは3400形・3500形・3600形の置き換えが済むまでと予想していますが、今回の3200形のイメージ図で車両番号に3000形や3100形のようなハイフンが見当たらないことから、その予想はある程度当たっているのではないかと思えてなりません。
従って3200形が8両編成で運転される機会もそれほどなさそうな気がします。
今の時代、中間に乗務員室が2ヶ所も含まれるのは無駄なだけではなく収容力が減る点でも褒められたことではないので、それは尚更だと言えるでしょう。
ゆえに一応は乗り入れ各社線も含め全線走行可能な仕様にはなっているらしいものの、都営浅草線や京急に乗り入れる機会もあまりないかもしれません。
そして3100形は現状の3150番台8連7本で終了らしいので、将来的には3700形などの置き換え用として8両固定編成の3300形が登場するものと思われます。

あとMT比関連についてですが、オールMということはまずあり得ないでしょう。
そうするとMT比が1:1ということも考えられるわけですが、京成でMT比1:1は青電の2000形・2100形+210形や、それ以降だと初代3200形VVVF試作車ぐらいしかなく、そこまでM車の比率を高くすることにこだわり続けてきた京成が果たしてすんなりとMT比1:1にするでしょうか。
まぁすでに述べたように今回の3200形は意に反して伝統を打ち破る面もいくつかあるだけに、1個あたりの主電動機出力を上げてMT比1:1とした可能性もあり得なくはないと思いますが・・・
あるいは8M以外の赤電や3500形と同じく1C6M方式を採用しているとか?
2両単位で分割可能でオールMやMT比1:1を避けるとなればおのずと6Mになるでしょう。
そうなると1C6M方式も3500形以来ぶりに復活することになります。
それから今回の2代目3200形は赤電の4連でいうと3200形以降のM2-M1'-M1'-M2ではなく、赤電3150形以前と同じM1-M2'-M1'-M2という組み合わせになることもわかりました。

なお個人的に気になるのは先頭車の前面に転落防止幌が見当たらないことです。
先頭車同士や先頭車と中間車を連結するのであれば、連結部に隙間があいてしまうためどうしても必要なもののはずで、3500形もその点で問題がありましたが、3200形の運転開始後にどうするのか注目されます。

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あとは運転台パネルが相変わらずアナログのままなのか、それともグラスコックピットが採用されているのかなども気になるところですが、それは今後詳細が発表されるまで待つしかないでしょう。
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2023年04月28日

京成3438編成について





2023年度になってもデジタルSR無線が唯一設置されずその動向が注目されていた京成3400形3438編成ですが、4月14日の運用を最後に動いていないようです。
残念ながら廃車となった可能性がきわめて高く、またしてもきわめて貴重な界磁チョッパ制御の車両が減ることになってしまいました。
これで3400形は3448編成1本を残すのみになり、いよいよ全廃へのカウントダウンが始まったといえるでしょう。

その後4月24日になって、4月22日にデジタルSR無線へ完全移行したことが公式発表されましたが、そのことからもやはり3438編成が廃車になったのは明らかだと思います。(公式PDF
今後はアナログ無線の設備が順次撤去されていき、1969年(昭和44年)より半世紀上に渡り見慣れてきた先頭車屋根上の独特といえる2基の枠型アンテナも、いずれ見納めになってしまうことでしょう。

なお京成で年度の初めに車両が廃車されるのはきわめてめずらしいことではないかと思いますが、それも脱線事故により車両の廃車計画に狂いが生じた影響ではないかと。
そして当ブログで年度末に行っている京成の車両記録ですが、3438編成についてはだいぶ遅くなるものの2023年度末に記録する予定です。

それでは最後に他者様による3438編成を記録した映像集をどうぞ!
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2022年10月07日

京成3500形3501以下6連





今回は久しぶりにレッドラインさんよりお送りいただいた画像と映像をご覧ください!

内容は京成3500形トップナンバー3501以下6連の京成津田沼駅発車シーンとなります。
この撮影を行った2021年8月16日の時点では以下のような組成でした。

3501-3502+3553-3554+3503-3504

中間の3553-3554の2両以外は1972年(昭和47年)12月製で、大規模な更新工事が行われてはいるものの登場からまもなく50年になろうとしてる京成で最古参の車両です。
しかし当ブログでもすでに取り上げた、2024年度末までに登場するとされる新型車両3200形により、いよいよ置き換えられてしまうことでしょう。

それでは動画像を公開します。

📷画像
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🎥動画
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2022年08月12日

京成新型車両早くも登場





京成では2019年10月に営業運転を開始した成田スカイアクセス向けの新型車両2代目3100形(3150番台)を2021年度までに6本揃えましたが、3150番台の増備終了後は本線仕様の3100形が出てくることを当然のように考えていました。

📷京成3100形3150番台(画像はWikipediaより)
Keisei-Type3100-3151

ところが8月3日に京成公式より発表された「中期経営計画D1プラン」の中に、まったく驚くべき記載があるのです。
それによれば「編成車両数が変更できる新形式車両(3200形)の導入」とのこと!!
2代目3000形をおよそ17年間に渡り326両も増備した京成なので、新たな「京成グループ標準車両」として登場させた3100形もまた長年に渡り大量に増備し続けるものだとばかり思っていただけに、驚愕の事実だとしかいいようがありません。

2023年度に3150番台をあと1本増備する可能性は高いとして、その後すぐに3200形を登場させるのか、あるいは京成仕様の3100形を数本導入してからなのかはわかりませんが、とにかく遅くとも2024年度末までには2代目3200形が出てくることになるでしょう。
個人的な趣味としては京成仕様の3100形もぜひ見てみたいところですが・・・

そしてとくに気になるのは「編成車両数が変更できる」という部分です。
管理人としては老朽化している3500形の置き換え用として4両固定や6両固定の3100形を出すか、あるいは3700形など既存の車両を改造して4・6連化するのではないかと予想していただけに、本当に意表を突かれることになりました。
やはり京成にとって3500形のように2両単位で自由に編成が組める車両というのはかなり便利で重宝していたということなのでしょう。
3500形と同様の幌を装着可能な前面貫通扉や左右対称スタイルが、かなり久しぶりに復活する可能性も高いことが考えられます。

ちなみに個人的には3100形について車両内外ともに秀逸のデザインで、今でも他社を含めた通勤型車両の中で一番だと考えており、大きな不満もとくにありません。
ただこれは乗客側にとってはあまり重要なことではないながら、やはり運転台パネルのアナログメーターや、消費電力の削減がフルSiCの新京成80000形など他社の車両と比べ見劣りすることから、そのあたりが3200形で改善されればいいかと思いますが・・・

ところで、新型コロナウイルスですが次々と変異株が出てきたりして、まったく終わりが見えてこない状況が続いています。
また仮に終息したとしても、鉄道の利用客はもうコロナ前の水準には戻らないと見ている事業者も多いことでしょう。
現に東武野田線では現行の6両から5両編成に統一することが発表されるなどの影響が出ています。

京成もここへきて編成両数が変更出来て何かと融通が利く車両の導入を決定したということは、編成両数の削減も視野に含めたものではないかと思えたり・・・
たとえば自社線内のみの運用でとくに利用の少ない時間帯の優等列車を8両から6両にしたり、普通を6両から4両にしたりということです。
新たな3200形はそのように編成を減らすにはピッタリの車両だと思えるだけに、その見方はあながち間違ってはいないかもしれません。
個人的には決して編成の削減を望んでいるわけではありませんが・・・

というわけで3200形がどのような車両になるのかとても楽しみな反面、昔から乗車してきた3400・3500・3600形の終焉がより近づいてきた気もして少なからぬ寂しさを強いられているところです。
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2022年06月03日

増備がなくても廃車発生?





2020年度、2021年度と通常より遅れて11月の発表となっていた京成の鉄道事業設備投資計画ですが、今年度は3年ぶりに2019年度以前と同じく5月中に発表されました。
しかしその発表内容を見てみると車両の増備に関する記述が見当たりません。
どうやら今年度は増備を行わないようです。
京成で新車が導入されない年度が発生するのは、結構久しぶりではないでしょうか。

ただし増備が行われないので代替廃車も出ないと安心はしていられません。
それは2022年度は列車無線の更新工事が完了する年度であり、工事のため余分に増備されていた予備車8連3本分が余剰となるため、その余剰分によって代替廃車を行う可能性が高いからです。

8連3本というと廃車候補として真っ先に思い浮かぶのが、ちょうど8連3本が残存している3400形ですが、3500形や3600形からも廃車を急がなければならない編成があることが考えられるので、まさか今年度中に3400形が全廃ということはないでしょう。
しかしかろうじて1本だけ残して、一気に2本が廃車ということは十分に考えられることかと思います。

とにかく撮影などの記録を行うのであればなるべく早めに済ませたほうがいいでしょう。

■廃車が出る可能性が高い3形式(画像はすべてWikipediaより)

📷3400形
Type3400-Keisei

📷3500形
Keisei-Series3500

📷3600形
Keisei Type 3600-3688F Local Chiharadai
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2021年12月31日

京成車両関連その後





まもなく2021年が終わろうとしていますが、今回は今年9月からの京成車両の動きについて、人様の動画を交えてまとめてみたいと思います。

まず9月末の3100形3156編成の増備と3400形3428編成の廃車についてはすでに取り上げましたので、そちらの記事をご覧ください。(当ブログ過去記事

その後11月12日には3100形3155編成が営業運転を開始しました。


これら2本の3100形が導入されたことにより、3000形3054編成と3055編成が京成本線へ転用されましたが、しばらくはオレンジカラーの成田スカイアクセス仕様のまま本線を走行していたようです。




成田スカイアクセス仕様をオレンジカラーにしたのは本線系統との誤乗防止という理由だったはずなので、たとえ一時でも成田スカイアクセス仕様のまま本線で運行されたのはかなり意外なことですが、いずれの編成も12月下旬までに無事京成本線カラーとされたことがわかりました。




これによりオレンジカラーの3000形は3056編成8連1本を残すのみとなっています。

そのほか、2020年6月12日に青砥駅構内上り線のポイント部分で台車に亀裂が生じたことにより脱線事故を起こした後、休車状態になっていた北総7300形7818編成(京成在籍時3700形3748編成)について、問題の台車を履いていた7812が7814とともに編成から外されて6両編成化のうえ京成に里帰りとなり、再び3748編成としてこの12月に運用復帰しました。
5次車までの前面形態の3700形で6連というのは前例がなく、千葉線や千原線内で運行されるのも初めてとなったようです。
そのうち中間の3742は元からあった下枠交差式のパンタグラフと新設されたシングルアーム式パンタグラフが混在することになりましたが、これは京成以外の鉄道車両の中でもかなりめずらしいケースだといえるでしょう。
また、編成から外された2両は3700形として初めての廃車となりました。


なお北総で7818編成を失ったことにより、その代替として京成3700形3768編成が北総カラーとされたうえ7838編成としてこの12月中に営業運転を開始した模様です。


あと11月中に京成3500形3520編成が廃車となりました。
これは3520-3519-3518-3517+3550−3549の6両編成で、6両すべてがそのまま廃車となった模様です。


3100形3155編成が営業運転を開始した直前というタイミングの除籍ではあったものの、廃車車両数が6両ということからするとこちらは3700形3748編成の返却に伴う廃車だと考えて差し支えないのかもしれません。
そして北総へリースされた3768編成の代わりが同じ8連の3155編成だったと考えるのが妥当なところでしょう。
そうすると3748編成も含めた増車数22両に対し、減車数が3400形3428編成8両に3520編成6両、3748編成8両の合計22両と数が合うことになります。
今年度はもうこれ以上京成車両に動きがあるとは思えないので、2021年中に増備や廃車が終了したとみて間違いないでしょう。
こうしてみると2021年の京成車両の動きはわりと複雑だったといえるのではないでしょうか。

最後は3500形(3512編成)に初めてデジタルSR無線のアンテナが設置されたという動画をご覧ください。


それでは来年も当ブログをよろしくお願いいたします。
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2021年10月08日

京成車両関連ほか2021秋





9月29日(水)、京成より新造車両3100形の導入について公式発表がありました。(公式PDF

3156編成が9月30日(木)、3155編成が11月12日(金)に導入予定とされているのがわかります。
そのうち3156編成のほうは発表通り9月30日に営業運転を開始しました。


その代替として廃車になったのは3400形3428編成で、最終運用日は9月29日だった模様です。


それにより3400形は5本中2本が姿を消し、残り3本となってしまいました。
果たして3155編成の代替ではまたしても3400形が本数を減らすのか、それとも3500形などが廃車対象となるのか注目されるところです。


一方、車両関連以外ではコロナによる利用客減の影響で運休中だったスカイライナーについて、10月30日(土)より運転再開されることが発表されました。
これによりスカイライナーは終日に渡りほぼ20分ヘッドの運転に戻ることになりますが、一部列車について実施している青砥駅への臨時停車や、平日朝に印旛日本医大駅〜京成上野駅間で運行している臨時ライナーは当面の間継続されるとのことです。(公式PDF

コロナ禍前の利用状況になるのにはまだしばらく時間がかかりそうなものの、ようやく明るい兆しが見えてきたと思える公式発表だといえるでしょう。
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2020年10月03日

京成3400形から廃車発生





取り上げるのが大変遅くなってしまいましたが、京成3400形のトップナンバーである3408編成が8月9日(日)の運用をもって廃車になった模様です。
7月末の時点で、3100形8連2本16両が増備されたのに対し、除籍されたのは3600形10両だったので、さらに廃車になる車両が出るとは予想していたものの、それは3500形6両ではないかと考えていただけに、3400形というのは意外でした。
これにより今年度の廃車両数は合計18両で、増備両数よりも2両分多いということになります。

3400形から初の廃車が出たことはショックが大きいものの、今年度中に界磁チョッパの3600形8連2本を一斉に除籍せず、3688編成が6連化されながらもかろうじて生き残れたという点ではよかったといえるでしょう。
3688編成をあえて残したのは、コロナ禍により乗客減に悩む京成がオリジナルの姿に復元しイベントを開催したりすることで話題を作り、少しでも乗客を呼び戻したほうが得策だと考えたからなのかもしれません。
そうでもなければわざわざ重要部検査を実施してまで3600形を残すことはしなかったと思われます。
とするとコロナ禍によって予定が変更になり界磁チョッパの3600形が命拾いしたといるでしょう。

3408編成の廃車により、3400形は8連4本32両となりました。
そして来年度以降も順次廃車されていくことになるでしょう。
下回りの機器類は初代AE形からのリユースで、製造されてからもうかれこれ半世紀近くにもなるため「お疲れ様」といった感じでまだ諦めもつくのに対し、1993年より製造された車体は普通鋼製ながらまだそれほど古さは感じられず、車内の装備品も3700形と同レベルなだけに、もったいないと思えてなりません。
一方、今やどの鉄道会社でも貴重な存在となっている界磁チョッパ制御車ですが、京成でもついに完全消滅へのカウントダウンが始まったように感じられ淋しい限りです。

🎥参考動画:廃車された3400形3408編成
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2020年07月25日

京成3688編成について





当ブログ前回の記事で、京成3100形の今年度分増備車である3154・3153編成の8連2本が営業運転を開始したことにより、3600形3658・3688編成の8連2本が運用離脱したものの、そのうち3688編成についてにわかには信じがたい話が出てきたと述べましたが、公式発表などによりその詳細が明らかになりました。

まず中間2両ユニット(3663−3662)を抜いて6連化。

3688−3687−3686−3663−3662−3683−3682−3681

3688−3687−3686−3683−3682−3681

そのうえで外装の帯色がファイヤーオレンジのみとされました。
すなわち編成両数とカラーについて3600形オリジナルの状態に復元されたことになります。(公式PDF
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そして8月1日(土)には「懐かしの京成電車運行ツアー」を開催することも発表されました。(公式PDF
3688編成のリバイバル化はこのイベントの一環だとみて差し支えないでしょう。
また、PDFを見てもわかるように3500形が成田スカイアクセス線を走行するというかなりレアな企画もあります。

リバイバルの実施期間は2020年8月1日(土)〜とされており、いつまで運行されるのか今のところ定かではありません。
しかし今回はあまりお金をかけたようには思えないながら、せっかく復元した車両なのでイベント終了後すぐに廃車というようなことはないと思います。
一部では重要部検査が実施されたという話もあり、それが事実であれば尚更でしょう。
おそらく最低でも今年度いっぱいは走り続けるのではないかと。

6連化されたことにより今後は基本的に京成線内のみ、そしてほとんど普通運用ばかりになるのは明らかながら、本来であれば今年度増備分の3100形2本が導入された時点で界磁チョッパの3600形はあっさりと消滅してしまうものだとばかり考えていたので、まさしく命拾いしたという思いで一杯です!
京成にもとても感謝しているところですが、あとはこの3688編成ができるだけ長く走り続けられることを強く願わずにはいられません。
なお、抜かれた中間車2両(3663−3662)は3658編成8両とともに廃車になったとされています。
また3688編成6両が今後も残ることで、3500形から6両の廃車が出てもよさそうなものですが、今のところはまだそのような話は確認できません。
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2020年07月11日

京成3100形増備車関連





京成より3100形の2020年度分増備車両の営業運転開始について公式発表がありました。
予定通り8両編成2本16両が導入され、3154編成が本日7月11日(土)より、3153編成が1週間後となる7月18日(土)にそれぞれ運行を開始するとのことです。(公式PDF

この件に関しては今から2週間前に更新した当ブログ前回の記事で、本来であれば例年5月中には公式発表されるはずの鉄道事業設備投資計画が今年は掲載されず、コロナ禍の影響もあるので3100形の増備もどうなるかわからなくなったみたいなことを述べましたが、3153編成のほうがJ-TREC横浜を出場したのはその記事更新から5日後のことでした。


管理人がもっと情報を調査すれば2週間前の時点でもまもなく3100形が増備されることを把握できたかもしれませんが・・・
とにかく導入がこれほど早いとは思わずつい油断していたというのが正直なところで、車両増備に関してはコロナによる影響などまったくなかったことにもなるでしょう。

これにより3600形などから廃車が出ることが確実になったわけですが、早くもまずアクセス特急向けの3000形3052編成がカラー変更のうえ7月1日に本線へ転用されたようです。


それに伴い同日付でやはり3600形3658編成が廃車になったんだとか・・・


これで8両編成および界磁チョッパの3600形は3688編成1本を残すのみとなったわけですが、こちらも翌7月2日を最後に運用を離脱してしまったそうです。
ただしこの3688編成についてはにわかには信じがたい話が出てきました。
とはいえまだ確定的なことは何もわからず、情報を公開できるような段階ではないので、今回は掲載を控えることにします。
2週間後には明らかになっていると思うので、この件に関しては次回更新時にしましょう。

なお、3153編成のほうは7月7日に豊川の日本車輌製造を出場し、翌8日に逗子へ到着した模様です。
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2020年06月27日

残念ながら受賞ならず・・





第63回となる本年の鉄道友の会「ブルーリボン賞」には、2019年3月に運行を開始した「Laview(ラビュー)」としておなじみの西武鉄道001系が輝きました。
あの奇抜なデザインからしても技術面からしても、まず文句なしの受賞だったのではないかと思います。
ちなみに西武の有料特急専用車両では初代と3世代目がブルーリボン賞を受賞し、2世代目が受賞を逃したことになるわけですが、それは京成のスカイライナー向け車両3代と同じ流れだといえるでしょう。

なお、今回はわが京成3100形や新京成80000形もノミネートされ、とくに3100形のほうは荷物置場のアイデアなどなかなか頑張ったと思うので期待していたのですが、残念ながら全ノミネート16車種中3100形が13位、80000形が最下位の16位という結果に終わりました。
2019年は1位のLaviewはもとより、2位の相模鉄道12000系、3位の東京地下鉄2000系といった強敵が多くデビューした年だったことも不運だったといえるかもしれません。
過去には京成3500形も小田急9000形や京王6000系といった大手私鉄の花形といえるような車両と同年デビューだったため、「ローレル賞」の受賞争いでとても太刀打ちできなかったこともありましたが・・・
通勤型車両ではどうしても受賞できない京成ですが、先にも述べたように特急型車両では2度受賞しているので、まぁ良しとしましょう。

ちなみに本年の第60回ローレル賞についてはJR四国2700系に輝きました。
18年ぶりとなる制御付き自然振子システムの採用等が高く評価されたとのことです。


あと余談ながら京成では例年5月中にはその年度の鉄道事業設備投資計画が発表されてきましたが、今年度は6月が終わろうとしている今現在でもまだなお発表がありません。
おそらくコロナ禍の影響で何もかもが予定通りいくとは限らないので、発表もできなくなったものと思われます。
今年度は収益面でかなり厳しいものがありそうなほか、車両製造メーカーの稼働状況などの問題もあるだけに、本来であれば増備されるはずだった3100形の導入も予定通り行われるのかどうかわからなくなったといえるでしょう。
まぁ中止になれば3600形などの廃車時期が少しでも長引くことにもなるわけで、個人的にはそのほうがありがたいぐらいですが、とにかくどうなるのか気になるところです。
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2020年01月25日

京成車両ほか内装比較





昨年の10月26日に営業運転を開始した京成3100形ですが、管理人は正直まだ一度しか乗車していません。
それほどアクセス特急には乗車する機会がないといえます。
むしろ新京成80000形のほうが今後乗車することが多くなるでしょう。

ところで、今年の3月中に営業運転を開始する予定の小田急の新型車両2代目5000形についてですが、シートがオレンジ色なのは京成3100形と共通しているものの模様がなく、かなり凝った花柄模様が入った3100形のほうが華やかな印象を受けるというものです。
おまけに以前にも述べたように小田急5000形はハイバックタイプでもないので、シートに関しては小田急を完全に上回っているといえるでしょう。
また、小田急2代目4000形までは先頭車両の車椅子スペースに折り畳み座席が設置されており、そういった点で小田急はサービスレベルが高く感じられるということも何度か述べましたが、どういうわけか今回の5000形にはその折り畳み座席がありません。
すべての車両にフリースペースが設けられたことにより座席定員が明らかに減った5000形こそ折り畳み座席を設置するべきだと思えるだけに、これは意外なことでした。
そればかりかすべてのフリースペースにあるのは寄りかかると痛そうな手すりで、京成3100形のような腰当ても見当たりません。
まぁ運転席のグラスコックピットやマスコンハンドル、それに車内のLED照明が埋め込まれカバー付のようになっていることなど、京成3100形より上回っている部分も少なくはないものの、小田急の新型車両にしてはちょっと物足りないと思えてしまう点があることも確かです。(参考記事&画像

一方、京成3100形のLCDはせっかく各扉上2画面になったというのに、ニュースや天気予報を放映する予定は今後もないのでしょうか。
広告を流すだけではもったいないような気がします。
それと従来の車両のLCDを2画面化するとなると3000形しかないと思いますが、おそらく京成はそこまでやらないでしょう。
とすると本線系統でLCD2画面の車両は新型の登場まで待たなければなりません。
もっとも、今後も永遠に広告のみしか放映しないのであれば2画面でもあまり意味がないともいえますが・・・
管理人が昨年の11月に京王線を利用した際、最古参の7000系(といってもビード出し外板の後期型でしたが)に乗車したのですが、そのような京成3600形とほぼ同期というような車両にもかかわらずLCDが2画面設置されていることに驚かされました。
また、その後井の頭線の1000系にも乗車したところ、2画面のLCDはもちろんのこと、全車両にフリースペースも設けられており、そういった対応の早さに感心させられた次第です。
かつて平成初期に京成3700形が登場した翌年に出てきた京王8000系は、座席の袖仕切りが鉄パイプのままなばかりか、扉上のLED案内表示器もなく、車内設備で完全に京成が上回ったと感じたものですが、その後2000年代に入ってからLED案内表示器や大型の袖仕切りが設置されたほか、近年の大幅なリニューアルで車内が明るく華やかな雰囲気になり、さらに現在は防犯カメラ設置中となっていることを考えると、今ではすっかり立場が逆転したと言えるでしょう。
まぁ京王8000系が今でもLED案内表示器なのに対し、京成3700形が横長タイプのLCDに交換されている点は上回っているものの、後者は小規模な車内リニューアルのみで車内見付けがあまり変わらなかったり、なによりいまだに車椅子スペースすら設けず、バリアフリーに対応していない編成が存在することはかなり遅れているとしか思えません。

とにかく京成には今後頑張ってもらいたいと同時に、本線系統の乗客こそ車両面でもっと優遇してほしいものです。
成田スカイアクセスにのみ新型車両を導入し、そのお古を本線系統に転用という現状はちょっと納得できるものではありません。
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2019年12月28日

京成車両の今年1年と今後





2019年も残すところあとわずかになりました。
今年の京成はスカイライナーの終日20分ヘッド化や3100形の登場など、結構大きな出来事があった年だったといえるでしょう。
個人的に平成時代以降で京成が大きく飛躍したのは、成田空港直下への乗り入れや北総・公団線の延伸による相互直通運転開始、そして3700形が登場した1991年と、成田スカイアクセスが開業し新型スカイライナーが運行を開始した2010年だったと考えているのですが、2019年もその中に含めてもいいのではないかという印象です。
今年最後となる今回の記事では、この1年間の京成車両についてあらためて振り返ってみるとともに、今後についても簡単に予想してみることにしました。

3100形については当ブログで何度も取り上げ、もはや述べ尽くした感が強いのですが、もう一度言わせてもらえば、まずその前面スタイルは他社の最新通勤型車両や今後登場予定の通勤型車両を含め、もっとも管理人好みであると断言できます!
個人的に京成の歴代通勤型車両の前面スタイルで心からカッコいいと思えるのは、この3100形のほかには3700形と3400形しかありません。
また、ハイバックシートは今後登場予定の小田急2代目5000形、TX-3000系、東京メトロ17000系・18000系などでも採用されないことを考えると、よく京成が採用したものだとあらためて感心させられます。
とくに小田急では以前にも述べたように車いすスペースに折り畳み座席を設けたり、袖仕切りがまだ小型のタイプだった車両において、その袖仕切りの座席側をモケット張りにするなど、他社ではあまり見られないサービスを行う会社なので、新型車両は間違いなくハイバックシートを採用するだろうと思っていたのですが、通常のロングシートとは意外でした。
そのほか、3100形のフリースペースにある腰当ても形状や床からの高さなどいろいろと議論が重ねられたものらしく、そのあたりのこだわりがかつての京成にはあまりなかったように思えます。

その一方で同じく当ブログにて以前指摘したワンハンドルマスコンの形状と運転台パネルについて、マスコンは仕方がないとして、やはりグラスコックピットぐらいは採用してほしかったと思えてなりません。
もっとも、今後登場予定の近鉄特急「ひのとり」向けの新型車両80000系が多方面でかなり先進的な内容を持ちながら計器類はアナログのままなので、それを考えるとどうしようもなく古いということはなく、要は各鉄道会社の考えによるものだとは思うのですが、関東のJRや大手私鉄、地下鉄の車両に限ればグラスコックピットを採用していないのは京成と京急ぐらいなもので、今後京急が新型車両で採用すると京成だけということになってしまうだけに、やはり今のうちに採用したほうがよかったでしょう。
京成にも乗り入れてくる都営5500形がグラスコックピット化されたというのに、逆にどうして今の時代に採用しなかったのか不思議なぐらいです。

ところで、3000形3050番台が8両編成6本体制だったのに対し、3100形3150番台は7本導入予定とされており、1本を増やすのは都営5500形と合わせていずれアクセス特急を20分毎にするからではないかと述べたことがありましたが、実際には予備車確保のためである可能性が高いことがわかりました。
これまでは予備車がないことから京成車両によるアクセス特急運用に3050番台ではない3000形や3700形が充当されることもありましたが、今後は大地震や大幅なダイヤ乱れなどが起きない限りオレンジカラーとされた3050番台や3150番台に統一されることでしょう。
3050番台のうち3051編成を除く残り5本がオレンジカラー化されたことから、3150番台と合わせてアクセス特急向け編成はすでに7本体制となっています。
そして3051編成だけはつい最近赤と青の帯とされて出場し、外観上は車番を見ない限り通常の3000形とほとんど見分けがつかなくなりましたが、車内は3050番台のブルー基調のままとなっているので、その点では判別が容易といえるでしょう。


それにしてもあのブルーの初代アクセス色がこれほどアッという間に消滅してしまおうとは、ちょっと残念な気がするのと同時に、そのあまりの仕事の早さに驚きを禁じえません。
いずれ京成カラーにするのであれば、なにもわざわざ一旦オレンジにする必要はなく、ブルーのままでよかったと思うのですが・・・
そもそも京急の車両もアクセス特急の運用に入る限り、京成の車両だけオレンジに統一しても無意味というものでしょう。
というわけで、アクセス特急向け車両がすでに7本化されたことからしても、今年度導入分の3100形2本のうちの1本は予備車確保のための増車ということで間違いないと思われ、そうなると今年度の代替はどうやらすでに廃車された3600形3638編成1本のみで済みそうです。

さて、今後についてですが来年度以降も順次3100形を導入予定とされているので、少なくとも2022年度までには7本すべてが出揃うことになるでしょう。
また2022年度といえばデジタルSR無線への改造が全車完了するタイミングでもあり、その改造のための予備車として増備された3000形3037・3038編成2本と、今後増備される3100形が5本なので、合わせて7本になります。
一方、現在2本残っている8両編成の3600形と、全部で5本ある3400形をプラスした数もちょうど7本というのは果たして偶然でしょうか。
以前当ブログでデジタル無線への改造が完了する2022年度が、京成から界磁チョッパ制御車両が消滅するターニングポイントではないかと述べたことがありますが、向こう3年間で3600形と3400形の代替を優先させるのであれば、その通りになるのは間違いないでしょう。
そして来年度は3100形を2本は増備すると思うので、まもなく界磁チョッパの3600形は終焉のときを迎えることになるかもしれません。
また、6両編成の3000形3039編成あたりもデジタル無線改造のための予備車として増備されているので、2022年度には3500形からも廃車が出ることが考えられます。
2023年度以降はおそらく3500形の代替が本格化することになるでしょう。
残念ながら個人的にはアクセス特急向けの3150番台にはほとんど乗車する機会がなく、また本線系統にこれ以上3000系列が増えることにもウンザリしているところで、まだ先のことではあるものの3500形の置き換え用として今度こそ赤と青帯の3100形登場に強く期待したいものです。
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2019年11月04日

京成新型3100形に初乗車


今さら感が強いながら、京成の新型車両3100形の営業運転開始から1週間後にして3151編成にようやく乗車することができたので、本来ならば月曜日は当鉄道ブログの更新日ではないものの、特別に簡単な感想などを記すことにしました。

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時間の都合上、乗車したのは青砥から押上までの短区間のみとなりましたが、一応座席にも座ることができました。
シート背もたれのハイバック化、そして座面のクッション性も含めて、とても座り心地のいいシートだったという印象です。
デュアルシートを含めない純粋なロングシートでのハイバック仕様については、関東の鉄道事業者では東急の車両ですでに採用例があるものの、まだほとんど普及しておらず、そういった新しいものを京成が一部の座席に試用とかではなく、全座席に採用するとは驚きを禁じ得ません。

さらに折り畳み式のスーツケース置き場の状況については、やはり管理人が10月19日の記事で予想したように、折り畳んだ状態を基本にして、スーツケースが置かれていない場合は乗客が任意で座面を倒して座ることが可能というような感じがしました。
スーツケースを置くか座るかは早い者勝ちといったところで、すでにスーツケースを置いている乗客に対して座りたいと迫る客や、その逆というのはめったにあり得ないかと思われるので、心配されたトラブルが起きることもあまりないでしょう。
ちなみにロングシートで座面が折り畳み式の構造になっている車両というのは、小田急の車椅子スペース部分や、絶滅となりつつあるJR各線と東急の6扉車などの例がありますが、スーツケースを置くことを目的としたものはこの3100形が初であり、そのあたりさすがは日本で最初の空港アクセス列車を走らせ、初代スカイライナーから早くもスーツケース置き場を備えていた鉄道事業者らしい発想だと感心させられるところです。
その一方で、ただでさえフリースペースの設置により1両あたりの座席数が減っている中、スーツケース置き場の部分も多くが折り畳まれている状態だと座れる人数が極端に少なくなってしまうだけに、欲を言えばそれこそ小田急車両の車椅子スペース部分のような折り畳み座席を、3100形の車椅子スペースやすべてのフリースペースにも設置すればなおよかったと思うのですが・・・

そのほか、心なしか従来の車両よりも騒音や振動が少なく、乗り心地も良く感じられたのですが、それはまだ車両自体が新しく、またちょうど高架化など線路改良が行われた区間だったからだと思われ、3000形とそれほど顕著な差はないことでしょう。
新たにSiC素子化されたVVVFの磁励音も、IGBT素子の3000形と比べてとくに大きな違いは感じられません。

ところで、個人的にはこれまでアクセス特急にほとんど乗車したことがなく、今回はじめてその利用状況を目の当たりにしたのですが、休日午後の青砥駅の上りで、とくに中間車両では通勤時並の混雑が見られました。
前述したように座席数が減ったことで立客が多く感じられたこともあるかと思いますが、今後成田空港とスカイアクセスの利用客がますます増えることが見込まれるだけに、アクセス特急こそなるべく早めに20分毎にするべきではないかと感じた次第です。

なお、当ブログ前回11月1日の記事の末尾で、本線仕様とされた3000形3050番台が運行を開始した時点で3600形などから廃車が出るのは間違いないと述べましたが、その時点ですでに3600形3638編成が運行を終了していたことが明らかになりました。
この編成は本年7月中旬に3636-3637の2両が抜かれ6連で運行されていましたが、それからわずか3ヶ月ほどで以下の8両すべてが除籍されたことになります。

3631-3632-3633-3626-3627-3638(3636-3637)

まさか3050番台の本線仕様化を待たずして廃車が出るとはかなり意外なことでした。
そのうえこの3638編成といえば2018年10月に重要部検査が行われたばかりで、まだまだ運行できる車両だったというのに、それからわずか1年ほどで除籍されてしまったことに誰もが驚いているようです。
これにより界磁チョッパの3600形は3658編成と3688編成の残り2本となってしまったわけですが、今年度はあと8連1本の廃車が出るのはほぼ確実なだけに、そのいずれかの編成もまもなく運行を終えることになるかもしれません。
あるいは今度は3500形更新車の可能性も考えられますが・・・

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2019年10月19日

京成3100形の詳細続報


今月10日に京成新型車両3100形(3150番台)の報道公開が行われ、それにより新たに判明した事実がいくつか出てきたので、今回はそのことについて触れてみたいと思います。

なお当ブログ前回の記事で3100形の営業運転開始が11月中と述べましたが、ダイヤ改正が行われる10月26日(土)からとの公式発表がありました。

それではまず3100形の車内でもっとも話題となっていると思われる一部折りたたみ可能な座席についてですが、これが京急2100形などのクロスシート車に見られる補助席と同様、乗務員室からの操作により一括でロックできるようになっていることがわかりました。
座面を上げた状態でも下げた状態でもロック可能とのことです。
そして「ランプ消灯中は座席をご利用いただけます」という案内が貼られていることから、どちらかというと折りたたんだ状態を基本にして、比較的空いている時間帯は乗客が任意で座面を倒して座ることができるということになるのかもしれません。
いずれにしてもこれまですべての鉄道会社で前例のないまったく新しい試みだけに、営業運転開始後に利用者からの反応を見つつ検討していくとのことですが、せっかく京成が知恵を絞って考案し金もかけた工夫だけに、トラブル等が多発して無駄になったりすることのないよう祈るばかりです。

次に各乗降扉上に設置された2画面のLCDについて、右側の画面では停車駅の案内や乗換案内、運行情報等が4カ国語対応で表示されるのに対し、左側の画面は京成公式や大半の報道では広告の放映などとしか触れられていないものの、ごく一部の報道ではニュースや天気予報も放映されるとあり、それをしなければ2画面設置した意味があまりないとも思えるので、大いに期待したいものです。

そのほか細かいところでは弱冷房車である3号車の車体ステッカーが従来の京成標準のものから新京成と同じタイプに変更されました。
これは新京成のステッカーにはすでに英語表記があるためとされています。

運転台関連ではブレーキがこれまでの5段から7段へと細分化されました。
もっともこれは京急で最近増備された新1000形や都営5500形がすでに7段になっているので、3100形も間違いなくそうなるだろうとは予想していましたが・・・
さらに制動装置自体は電気指令式のMBSA型で変わりないものの、以下の動画にて緩解音が3000形までの車両とは明らかに異なることがわかります。


あと京成で定速制御機能といえばスカイライナー車両ではきわめて歴史が古いものの、今回の3100形で通勤型車両として初めてその定速制御が採用されました。
これは乗務員の要望を受けたものらしく、25km/h以上で定速運転が可能なようで、とくに速度制限箇所がほとんどない成田スカイアクセスでは有効なものだと言えるでしょう。

というわけで、車体のデザインも内容も京成としてはかなり頑張り、新しい技術や装備を積極的に取り入れた斬新な車両という印象を受けます。
とくに全面スタイルについては、都営5500形が先に登場しなかったら果たしてこの形態で出てきたのかという疑問はあるものの、他の大手私鉄の最新鋭車両や今後登場が予定されている新型車両を含めても、個人的にはもっとも好ましく感じられる意匠だといっても決して過言ではありません。

ただ数少ないダメ出しをさせてもらうと、これは乗客にとってはどうでもいいことながら、運転台の計器類が都営5500形でも採用された今流行りのグラスコックピットとせず、3000形からほとんど進歩のないアナログメーターのままというのは、かなり時代遅れのような気がして残念なところです。
また、都営や京急との直通規定で決められていることなのでおいそれと変えられない事情はわかるものの、両手操作によるワンハンドルマスコンというのも今となってはちょっと古臭いと言えるでしょう。
スカイライナーAE形は片手操作にはなっているものの、両手操作のワンハンドルマスコンをただ半分にしただけのようなタイプで、これも今や決して新しいとは思えません。
3者間で協議をして、なるべく早めにJRの最近の車両などに見られるコンパクトで操作しやすいタイプのマスコンを採用すべきではないでしょうか。

ところで、今回の報道公開により今後の京成の増備計画についても明らかになりました。
管理人としては来年度こそ京成本線仕様の3100形が登場してくるものだと考え期待していたのですが、来年度以降もスカイアクセス向けの3150番台の増備を続け、いずれは既存の3000形3050番台をすべて置き換えるというのです。
その3050番台については、今年度は2本が赤と青帯に変更して本線へ、残り4本は3150番台に準じたオレンジ色に変更のうえ引き続きアクセス特急として運行することも発表されました。
そして来年度以降も3150番台の増備により3050番台は順次本線仕様とされることになります。
従って3050形の現行ブルーカラーのデザインは早期に見納めになることでしょう。
また、オレンジ色の3050番台や3150番台のアクセス特急運用が今後より徹底され、よほどのことがない限り本線で運転されることはなくなるものと思われます。

というわけで、まさに管理人が前回の記事で述べたもっとも恐れていた事実が起きてしまうことになりました。
まぁ3150番台を2本だけ増備して終わりというのは中途半端な気がしたことも確かですが、アクセス特急をほとんど利用する機会のない本線ユーザーとしてはちょっと納得がいきません。
ただでさえ3000形が多すぎてウンザリしているだけに、その3000形とほとんど変わり映えがしない3050番台が本線に入ってきて、3000系列の比率がより一層高まってしまうことだけは勘弁願いたかったのですが・・・
しかも本線仕様の3100形導入について京成では今のところ未定とのことです。
もっとも3500形更新車や3600形、それに3400形と置き換えなければならない車両が多く、それに3101からの車番を開けたことからしても、いずれ本線仕様の3100形が必ず登場するとは思いますが、それは早くても2022年度以降になることでしょう。
京成には古くからの利用者が多い本線ユーザーこそ大切にして欲しいもので、今回のダイヤ改正で日中新たに運用されることになった快速特急、あるいは特急のいずれかだけでも構わないのでクロスシート車を導入するなど、サービス向上に期待したいものです。
以前にも述べたことですが、JR西日本の223系0番台・2500番台のような3列配置のクロスシートにすれば、それこそ大半の座席のすぐ脇にスーツケースを置けるようになるほか、通勤時でもなんとか運行可能でしょう。

最後に3150番台の最終的な本数は合計で7本になるらしいのですが、これは3050番台の6本と数が合いません。
ということは3150番台がすべて出揃った時点でアクセス特急もある程度の増発が予定されていることを意味しているのでしょうか。
そうなると2021年までにすべて出揃うとされている都営5500形もアクセス特急での運用が開始されることになるのかもしれません。

それでは、14日に行われた3100形体験乗車ツアーより、以下の動画をセレクトして終わりたいと思います。
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2019年07月26日

京成新型3100形宗吾へ!


今秋にデビューすることがすでにアナウンスされた京成の新型車両3100形ですが、早くも3152編成が7月24日から翌25日にかけてJ-TREC横浜事業所を出場し、宗吾車両基地へと回送された模様です。

動画で初見しての感想は、何気に東京メトロの車両みたいで、その形といいカラーといい京成の車両らしくないというのが正直なところですが、イメージで見た印象よりもさらに格好よく感じられるのは間違いありません。
赤と青のラインをまとった本線向けの3100番台も早く見てみたいものです。

あとイメージでは謎のベールに包まれていた台車ですが、やはり当初の予想通りシッカリとしたボルスタアンカーが見受けられ、形状が若干異なるものの3000形とほぼ同様のモノリンク式ボルスタ付台車であることがわかりました。

以下、Youtubeにアップされた動画のまとめをどうぞ。
3600形ターボ君による牽引です。













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2019年04月15日

京成新型車両について





毎週月曜日は本来であれば雑記ブログの更新日ですが、京成より4月11日(木)に新型車両について公式発表があり、管理人の心情としては1日も早く取り上げたいため、鉄道車両関連の話題ながら今回は特別に鉄道ブログと雑記ブログの共通記事といたします。

京成が年度毎の事業計画を発表するのは毎年5月中のことなので、新型車両の件も2019年度の事業計画内で取り上げられるものだとばかり思っていたのですが、意外に早い発表となりました。
そして、管理人が最初に見たのはヤフーニュースで新京成の新型車両80000形についての記事だったのですが、それならば京成と共通設計で、京成の新型車両もほぼ同じデザインで間違いないだろうと思い、公式を見たところ案の定その通りでした。
その時点のヤフーニュースではなぜか京成のほうの記事はまだ見当たらず、どうして新京成のほうが先に取り上げられたのか謎ですが・・・

京成新型車両の形式はやはり3100形で、2019年秋の営業運転開始を目指しており、今年度は8両編成2本計16両が新造される模様です。
管理人がその新型車両のイメージを見てまず驚いたのはオレンジ色のラインでした。

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外装色にオレンジというのは京成車両では初のことだと思いますが、成田スカイアクセスの路線カラーがオレンジなので、車両にも採用されたようです。
すなわち、車両番号が「3151」となっていることからもわかるように、スカイアクセス向けの3150番台であることは間違いありません。
しかし、それならばどうして3050番台からオレンジ色のラインを採用しなかったのかと。
それにスカイアクセスという名称からすると、3050番台のブルーのラインのほうが相応しいようにも思えます。
また、3150番台のオレンジ色のラインとブルーの飛行機のイラストやラインがミスマッチのようにも感じられたり・・・
あと京成ではオレンジを採用した理由について本線との誤乗防止のためとも説明していますが、車体色のバリエーションが増えてさらに紛らわしくなるような気がするうえ、両線ともに都営や京急の車両も乗り入れてきたり、スカイアクセス向けの車両が本線を、逆に本線の車両がスカイアクセスで運用されるケースも多いことなどからすると、たった2本の3150番台をオレンジ色にしたところで誤乗防止に効果があるとは言えないでしょう。
ただ今後3050番台もオレンジ色のラインにして統一されることも考えられますが・・・

前面スタイルについては、最近の自動車のフロントグリルで流行っているテイストを取り入れた都営5500形やJRのE353系などに似た、下部に向かって斜めに絞り込むような今風の形状となり、なかなかセンスのいい仕上がりだと個人的には感じています。
これは優秀だった3700形から改悪としか思えないデザインになってしまった3000形と比べると大きな進歩であることは明らかでしょう。
その絞り込みによるためか、3000形では端に寄っていた非常扉が3700形のように再び若干中央寄りとされたのも面白いところです。
急行灯や尾灯もこれまでにはなかった異形タイプで、これまたかなり斬新だと言えるでしょう。

一方、側面については日車式ブロック工法であることがすぐにわかる3000形とほとんど変わらない見付けとなっていますが、3500形のオールステンレス車以来から3000形までに見られた側扉を囲む太枠があまり目立たないタイプになっているかもしれません。

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あと3500形からの伝統とも言える、戸袋部にあった「Keisei」という社名と車両番号の表示プレートについて、3000形では社名のプレートがすでに廃止されていますが、今回の3100形ではついに車両番号のプレートもなくなり、車体に直接ラッピングする方式となるほか、その位置も「K'SEI」ロゴとともに中央扉左右の高いところへと変更されていることが伺えます。
さらに各扉横に「成田山新勝寺」「浅草雷門とスカイツリー」「千葉県側からの富士山遠景」という3種類のイメージイラストが描かれますが、こういったものが車内ならとにかく車外にあるというのは他の鉄道会社の車両ではまだあまり例がなさそうなだけに、なかなか独創的なアイデアと言えるでしょう。

あとは車内についてですが、各車両のフリースペース、防犯カメラ、プラズマクラスターイオン発生装置、無料Wi-Fiサービスなどなど、近年のJRや私鉄の最新車両に取り入れられている装備は一通り揃っているという印象です。

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そして座席の一部を折り畳み式にしたスーツケース置場を1両あたり4か所(先頭車は3か所)に設置とのことで、他の鉄道会社にはない、いかにも空港アクセスの鉄道車両らしい仕掛けだとは思いますが、これは乗客が任意で座席を折り畳むということなのでしょうか。
その分座席定員が減ってしまうことにもなるわけで、荷物を置きたいという乗客と、座りたいという乗客との間でトラブル等が発生しなければいいのですが・・・

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そんなことをするぐらいだったら、一層のこと3列配置のクロスシートにしたほうが、すべての座席脇に置くことができてよかったのではないかとも思えたり・・・
まぁとくにスカイアセスではスカイライナーがあるので一般車にはクロスシートを採用したくない事情などがあることも考えられますが。

そして当ブログの過去記事で、関東大手でひとつの扉上に2画面設置している車両がないのは今や京成だけとツッコミを入れたことのあるLCDについてですが、さすがに新型車両ではすべての扉上に2画面設置してくるだろうと思っていたところ、その通りになりました。

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ただし京成が広告表示を行うことはまずあり得ず、2画面を連携させて停車駅などの案内を表示するのみだろうと予想していたのですが、実際には片方の画面で広告の放映等を行うというから驚きです!!
やはり当ブログでLCDにて広告表示を行えばその分の収入が入るだけに京成も早く行うべきだとも述べたことがありますが、ようやく実現する運びとなりました。
今はスマホに夢中な乗客ばかりなので、LCD自体あまり見られることがないかもしれませんが、個人的には見ることが多いだけに、ニュースや天気予報も流すのかも含め大いに期待されるところです。
また、形状の異なるLCDを設置した3700形は難しいとしても、3000形全車も早期に2画面化して広告表示を行って欲しいものですが・・・
とにかくこれで京成もLCDに関してJRや地下鉄、それに他の大手私鉄並みになるというわけです。
なお、左右の画面がやたらと近寄って設置されているのは、新京成80000形では広告の放映は行わず、2画面を連携させて停車駅等の案内を行うことを考慮したためかもしれません。

車内に関してそのほかでは吊り手がおにぎり型になっている点が京成車両としては目新しく、また貫通路の扉がほぼ全面ガラスとされていたり、袖仕切りもガラスが取り入れられた新鮮なタイプとなっているあたり、従来の無味乾燥だったものとは比較にならないほどの進歩だと言えるでしょう。
座席については背もたれが高いハイバック仕様を採用し座り心地の改善を行ったとされていますが、座面のクッションが薄くなっているような印象を受け、個人的に座り心地の点で高く評価している3000形のシートに比べ硬くなったりしていないかがちょっと心配されるところです。
あと管理人がもっともビックリさせられたのは側扉に化粧板が貼り付けられていることで、赤電の3300形2次車あたりから最新の3000形3042編成にいたるまで、更新車も含めて塗装したものを除くと一貫してステンレス地肌むき出しのままだった京成の通勤型車両においてこれは奇跡とさえ言える出来事かもしれません。

走行機器に関しては3000形の一部で試用されたSiC-VVVF制御装置が本格的に採用され、IGBT-VVVFの3000形よりも消費電力が約15%の削減になるとのことです。
台車はイメージでは黒く塗りつぶされているのでなんとも言えませんが、京急に乗り入れる限りボルスタレスとされることはまずないでしょう。

といったところで、個人的に3000形登場時は残念ながらあまり感激がなかったのですが、今回の3100形によって3700形登場時の感激が再びよみがえるような思いがしています。
管理人の京成新型車両に対する期待は並大抵のものではありませんでしたが、その期待が決して裏切られることのない内容でした。
本当にいろいろな面で芸が細かく、従来では考えられないほど小洒落た車両という印象を受けます。
当ブログでも取り上げた上野駅に発車メロディの件なども含め、ここのところの京成をたとえてみれば、それまで地味だった娘が急激に色気付いてきたような感じがするというもので、今後もどうなっていくのか楽しみなところですが・・・

ただ、新型車両の第一陣が管理人があまり利用することのないスカイアクセス向けの車両である点はちょっと残念でした。
翌2020年度こそ京成本来のカラーリングをまとった3101編成が出てくるのではないかと思いますが、どのような印象になるのか大いに期待されます。
なお、今回の3150番台の営業運転開始時期が、京成でダイヤ改正が行われる秋というタイミングと重なることを考えると、アクセス特急が増発される可能性もあり得るでしょう。
そうすると単なる増車ということにもなると思うので、今年度は代替で廃車となる車両が出ないかもしれません。


一方、新京成80000形は先にも述べたように京成3100形とほぼ同じ車両となっています。
実は個人的には子会社の新京成のほうが、親会社である京成よりも昔からなにかとセンスがよく、最新の技術や装備も積極的に採用するというイメージがあるのですが、今回共同で設計したという新型車両も新京成側の意見が多く反映されたからこそ優れた車両になったのかもしれません。
ただし当ブログでこれまでにへんてこりんな色だと何度も述べてきたことからもわかるように、ピンク色の外装色の採用により新京成のセンスがいいという印象は管理人の中でかなり薄れたほどだったのですが、80000形のような今風のデザインだと意外にもそのピンクのカラーリングが結構様になっているものだと思えました。
側面の上部にピンク色の帯を追加したことも印象アップにつながっているものと思われ、少なくとも3150番台のオレンジよりはぜんぜん上という感じがします。

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また、内装も8800形更新車と同様のピンク基調のデザインとされているほか、座席折り畳み式のスーツケース置場が設けられていない点などが京成3100形との相違点でしょう。

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あと機器類もフルSiC-VVVF制御装置によりN800形に比べ19%の消費電力削減とされており、これは京成の東洋電機と新京成の三菱電機の差でもあるものと思われますが、80000形のほうがより省エネに優れた車両となっています。
なお、80000形は6両編成1本が3100形よりも少し遅れて2019年冬より営業運転が開始される予定とのことで、こちらもまた楽しみなところです。

参考リンク:京成公式PDF新京成公式
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2019年02月22日

2018年度末の京成車両1





すでに京成公式からも発表がありましたが、2018年増備分の3本目となる3041編成が2月13日(水)より営業運転を開始しました。


なお、上の動画を見ると前照灯がLEDであることがわかりますが、京成線内へやってきた時点ではハロゲンライトだったんだそうで、どうして新造時点からLEDにしなかったのかが不思議なところです。



また4本目の3042編成については3月1日(金)に営業運転を開始する予定であることも発表されました。


同時に3000形の新造はこの3042編成が最終となることも明記されたので、2002年度より導入してきた3000形の増備が合計326両で終了すること、また2019年度以降は新型車両を導入することが確実になったと言えるでしょう。


一方、3041編成の導入により3600形3078編成が代替廃車となりました。



ちなみに、この3678編成の車両番号は以下のとおりです。

3678 3677 3676 3667 3666 3673 3672 3671

このうち3078-3077-3076-3073-3072-3071の6両は平成元年6月に新造された車両なので、京成の通勤型車両として初めて平成生まれの車両が廃車されることになりました。
また、奇しくも平成の最初に走り始めた車両が平成の終わりに生涯を閉じることにもなったわけですが、ギリギリで新元号になるまで活躍できなかったことが無念のような気がしてなりません。

3月1日に走り始める3042編成の代替では、果たしてどの車両が淘汰されるのか予測がつかないこともあり、恐ろしい限りです。
京成公式PDF
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2018年09月07日

京成・新京成車両関連





まず初めは乗り入れ他者の車両についてですが、斬新でインパクトの強い意匠が話題となっている都営浅草線の新型車両5500形について、今月3日(月)より京成本線への直通運転が開始されました。



まだ見慣れないこともあり、京成の路線には不似合いなほどだと思えなくもありませんが・・・
京成の車両ではないながら、これほど先進的な電車が京成線内で運用されるというのは、ちょっと誇らしい気がします。
こういった車両と比べると、やはり京成3000形はもはや古臭く感じられてしまうというもので、来年度に登場するとされている新型車両にぜひ期待したいものですが・・・


続いて京成の本年度増備車両について、早くもその第一陣となる3000形3039編成が完成し、8月29日(水)に豊川の日本車輌から横浜のJ-TREC総合車両製作所への甲種輸送が行わたようです。



この3039は6両編成で、すでに当ブログでも触れたようにこれは既存6連の列車無線改造による予備車を確保するのための増備であることが考えられ、代替で廃車となる車両は出ないことでしょう。
基本的に京成の車両が増備されるのは年度末なのに対し、今のような中途半端な時期というのも、そのことを物語っていると思えます。
まだJ-TRECから京成線内にはやってきていないようですが、おそらく営業運転が開始される日も近いのではないでしょうか。


最後に新京成車両関連ですが、N800形858編成の増備により運用を離脱していた8000形8514編成が8月中に引退となってしまったようです。
これにより、いわゆる千葉直塗装も同時に消滅となり、リバイバルカラーの8512編成を除き、全車ピンクのへんてこりんカラーへの統一が完了しました。

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