
当ブログ本年6月27日に更新した記事で、管理人は以下のようなことを記述しました。
京成では例年5月中にはその年度の鉄道事業設備投資計画が発表されてきましたが、今年度は6月が終わろうとしている今現在でもまだなお発表がありません。その鉄道事業設備投資計画について、11月10日になってようやく公式発表がありました。
おそらくコロナ禍の影響で何もかもが予定通りいくとは限らないので、発表もできなくなったものと思われます。
なんと通常よりもおよそ半年も遅れたことになります。
それはやはりコロナ禍により事業計画の見直しをせざるを得なかったとみて間違いないでしょう。
発表がそれだけ遅れただけに、すでに実施済みの事業もみられ、とくに車両増備関連では「昨年度デビューしたアクセス特急用の3100形を新たに2編成(16両)導入しました。」というように過去形になっています。
詳細については公式PDFをご覧ください。(京成公式PDF)
なお、今回の鉄道事業設備投資計画の中で個人的に興味深かったのは「通勤型車両の車内に防犯カメラ設置」についてとなります。
AE形や3100形には新造時より防犯カメラが設置されたものの、京成のことなので従来車両への波及はなかなか進まないだろうと考えていたのですが・・・
そして、仮に従来の車両に取り付けるとすればどのような方法になるのかも関心が高かったのですが、先日たまたま乗車した3000形3002編成にさっそく設置されているのを確認しました。
それは、JRの通勤型車両に後付けで設置された防犯カメラとまったく同じ、蛍光灯との一体タイプとなります。

このカメラが各扉上の蛍光灯部分に左右千鳥で設置されている感じでした。
やはり新たに配線を行なう必要がなく、蛍光灯を交換するだけで安価かつ手軽に防犯カメラの設置が可能なこの方法がベストなのでしょう。
また、画像でもわかるようにLCD脇に「防犯カメラ作動中」のステッカーも貼られていました。
というわけで、京成の従来車両への防犯カメラ設置開始は意外にも早かったという印象です。
工事不要ですぐにでも取り付けられるこの方法であれば、今後次々と設置が行われていく可能性が高く、しかも京成は他の大手私鉄に比べ車両数が少ないだけに、設置率100%を達成する日もそう遠いことではないかもしれません。
そうなると大手私鉄中で対応が出遅れずに済んだばかりか、結構早いほうになるのではないかと思われます。
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