
当ブログ前回の記事で、京成3100形の今年度分増備車である3154・3153編成の8連2本が営業運転を開始したことにより、3600形3658・3688編成の8連2本が運用離脱したものの、そのうち3688編成についてにわかには信じがたい話が出てきたと述べましたが、公式発表などによりその詳細が明らかになりました。
まず中間2両ユニット(3663−3662)を抜いて6連化。
3688−3687−3686−3663−3662−3683−3682−3681
↓
3688−3687−3686−3683−3682−3681
そのうえで外装の帯色がファイヤーオレンジのみとされました。
すなわち編成両数とカラーについて3600形オリジナルの状態に復元されたことになります。(公式PDF)

そして8月1日(土)には「懐かしの京成電車運行ツアー」を開催することも発表されました。(公式PDF)
3688編成のリバイバル化はこのイベントの一環だとみて差し支えないでしょう。
また、PDFを見てもわかるように3500形が成田スカイアクセス線を走行するというかなりレアな企画もあります。
リバイバルの実施期間は2020年8月1日(土)〜とされており、いつまで運行されるのか今のところ定かではありません。
しかし今回はあまりお金をかけたようには思えないながら、せっかく復元した車両なのでイベント終了後すぐに廃車というようなことはないと思います。
一部では重要部検査が実施されたという話もあり、それが事実であれば尚更でしょう。
おそらく最低でも今年度いっぱいは走り続けるのではないかと。
6連化されたことにより今後は基本的に京成線内のみ、そしてほとんど普通運用ばかりになるのは明らかながら、本来であれば今年度増備分の3100形2本が導入された時点で界磁チョッパの3600形はあっさりと消滅してしまうものだとばかり考えていたので、まさしく命拾いしたという思いで一杯です!
京成にもとても感謝しているところですが、あとはこの3688編成ができるだけ長く走り続けられることを強く願わずにはいられません。
なお、抜かれた中間車2両(3663−3662)は3658編成8両とともに廃車になったとされています。
また3688編成6両が今後も残ることで、3500形から6両の廃車が出てもよさそうなものですが、今のところはまだそのような話は確認できません。
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