
今回は京成の駅構内にある飲食店のうち、ここへきて閉店になってしまった2つの飲食店について取り上げることにします。
まずひとつめですが、勝田台駅の改札外で営業されてきたファーストフードの「サンテオレ勝田台店」が、4月10日(金)をもって閉店となってしまいました。
時期的に新型コロナウイルスの影響を受けたことは十分に考えられるものの、閉店のはっきりとした理由はわかりません。
勝田台のサンテオレ、本当に閉店しちゃったんだね。 pic.twitter.com/lXf513r2o1
— 乗客専務 (@nama_niku0721) 2020年4月15日
この店舗はおそらく勝田台駅の改札部分が地下化された1997年にオープンしたものと思われるので、およそ23年間の営業が終了したことになります。
あとサンテオレといえば「ユアエルム八千代台店」の1階に入っていたのも記憶に新しいところですが、そちらは2016年6月28日をもって閉店になっており、今回の勝田台店も閉店になったことで京成沿線から完全消滅となりました。
ちなみにサンテオレは2006年までは明治乳業傘下のハンバーガーショップで、90年代は首都圏を中心に多数の店舗がありましたが、2000年代に入り明治系列を離れてからは店舗数が激減し、現在は全部で5店舗、千葉県内は「イオン東金店サンピア」の1階にある店舗を残すのみとなっているらしく、それとていつまで続くか定かではありません。
県内でサンテオレのバーガー類を再び味わいたければ、今のうちに東金へ行くしかないでしょう。
2つめは京成青砥駅1・2番線上りホームの成田寄りで営業されてきた「青砥そば」で、4月30日(木)をもって閉店になってしまったようです。(参考画像)
ネット上の情報によれば創業が1964年(昭和39年)らしいので、56年間と半世紀以上も続いてきた歴史に幕を下ろしたことがわかりました。
もっとも現店舗は青砥駅の上り線が高架化された1984年以降からのもので、管理人としてはそれ以前の店舗についてはまったく記憶にありませんが・・・
個人的には2017年に利用したのが最初で最後となり、その際の印象は値段のわりには量が少ないというものでしたが、味は決して悪くありませんでした。
あと管理人が入った際はおじさん店員でしたが、かつてはおばあさんが長らく調理していたことも印象深いところです。
こちらは完全にコロナで利用客が激減した影響による閉店とされていますが、ただでさえ駅の立ち食いそば店が減少傾向にある中、この青砥そばのように長らく続いてきたかなり貴重ともいえる駅そばがなくなってしまうのは心から残念でなりません。
これで京成の駅ホーム上で営業されている立ち食いそば店はお隣の高砂駅下りホームの「都そば」を残すのみとなりました。
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