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2019年10月19日

京成3100形の詳細続報


今月10日に京成新型車両3100形(3150番台)の報道公開が行われ、それにより新たに判明した事実がいくつか出てきたので、今回はそのことについて触れてみたいと思います。

なお当ブログ前回の記事で3100形の営業運転開始が11月中と述べましたが、ダイヤ改正が行われる10月26日(土)からとの公式発表がありました。

それではまず3100形の車内でもっとも話題となっていると思われる一部折りたたみ可能な座席についてですが、これが京急2100形などのクロスシート車に見られる補助席と同様、乗務員室からの操作により一括でロックできるようになっていることがわかりました。
座面を上げた状態でも下げた状態でもロック可能とのことです。
そして「ランプ消灯中は座席をご利用いただけます」という案内が貼られていることから、どちらかというと折りたたんだ状態を基本にして、比較的空いている時間帯は乗客が任意で座面を倒して座ることができるということになるのかもしれません。
いずれにしてもこれまですべての鉄道会社で前例のないまったく新しい試みだけに、営業運転開始後に利用者からの反応を見つつ検討していくとのことですが、せっかく京成が知恵を絞って考案し金もかけた工夫だけに、トラブル等が多発して無駄になったりすることのないよう祈るばかりです。

次に各乗降扉上に設置された2画面のLCDについて、右側の画面では停車駅の案内や乗換案内、運行情報等が4カ国語対応で表示されるのに対し、左側の画面は京成公式や大半の報道では広告の放映などとしか触れられていないものの、ごく一部の報道ではニュースや天気予報も放映されるとあり、それをしなければ2画面設置した意味があまりないとも思えるので、大いに期待したいものです。

そのほか細かいところでは弱冷房車である3号車の車体ステッカーが従来の京成標準のものから新京成と同じタイプに変更されました。
これは新京成のステッカーにはすでに英語表記があるためとされています。

運転台関連ではブレーキがこれまでの5段から7段へと細分化されました。
もっともこれは京急で最近増備された新1000形や都営5500形がすでに7段になっているので、3100形も間違いなくそうなるだろうとは予想していましたが・・・
さらに制動装置自体は電気指令式のMBSA型で変わりないものの、以下の動画にて緩解音が3000形までの車両とは明らかに異なることがわかります。


あと京成で定速制御機能といえばスカイライナー車両ではきわめて歴史が古いものの、今回の3100形で通勤型車両として初めてその定速制御が採用されました。
これは乗務員の要望を受けたものらしく、25km/h以上で定速運転が可能なようで、とくに速度制限箇所がほとんどない成田スカイアクセスでは有効なものだと言えるでしょう。

というわけで、車体のデザインも内容も京成としてはかなり頑張り、新しい技術や装備を積極的に取り入れた斬新な車両という印象を受けます。
とくに全面スタイルについては、都営5500形が先に登場しなかったら果たしてこの形態で出てきたのかという疑問はあるものの、他の大手私鉄の最新鋭車両や今後登場が予定されている新型車両を含めても、個人的にはもっとも好ましく感じられる意匠だといっても決して過言ではありません。

ただ数少ないダメ出しをさせてもらうと、これは乗客にとってはどうでもいいことながら、運転台の計器類が都営5500形でも採用された今流行りのグラスコックピットとせず、3000形からほとんど進歩のないアナログメーターのままというのは、かなり時代遅れのような気がして残念なところです。
また、都営や京急との直通規定で決められていることなのでおいそれと変えられない事情はわかるものの、両手操作によるワンハンドルマスコンというのも今となってはちょっと古臭いと言えるでしょう。
スカイライナーAE形は片手操作にはなっているものの、両手操作のワンハンドルマスコンをただ半分にしただけのようなタイプで、これも今や決して新しいとは思えません。
3者間で協議をして、なるべく早めにJRの最近の車両などに見られるコンパクトで操作しやすいタイプのマスコンを採用すべきではないでしょうか。

ところで、今回の報道公開により今後の京成の増備計画についても明らかになりました。
管理人としては来年度こそ京成本線仕様の3100形が登場してくるものだと考え期待していたのですが、来年度以降もスカイアクセス向けの3150番台の増備を続け、いずれは既存の3000形3050番台をすべて置き換えるというのです。
その3050番台については、今年度は2本が赤と青帯に変更して本線へ、残り4本は3150番台に準じたオレンジ色に変更のうえ引き続きアクセス特急として運行することも発表されました。
そして来年度以降も3150番台の増備により3050番台は順次本線仕様とされることになります。
従って3050形の現行ブルーカラーのデザインは早期に見納めになることでしょう。
また、オレンジ色の3050番台や3150番台のアクセス特急運用が今後より徹底され、よほどのことがない限り本線で運転されることはなくなるものと思われます。

というわけで、まさに管理人が前回の記事で述べたもっとも恐れていた事実が起きてしまうことになりました。
まぁ3150番台を2本だけ増備して終わりというのは中途半端な気がしたことも確かですが、アクセス特急をほとんど利用する機会のない本線ユーザーとしてはちょっと納得がいきません。
ただでさえ3000形が多すぎてウンザリしているだけに、その3000形とほとんど変わり映えがしない3050番台が本線に入ってきて、3000系列の比率がより一層高まってしまうことだけは勘弁願いたかったのですが・・・
しかも本線仕様の3100形導入について京成では今のところ未定とのことです。
もっとも3500形更新車や3600形、それに3400形と置き換えなければならない車両が多く、それに3101からの車番を開けたことからしても、いずれ本線仕様の3100形が必ず登場するとは思いますが、それは早くても2022年度以降になることでしょう。
京成には古くからの利用者が多い本線ユーザーこそ大切にして欲しいもので、今回のダイヤ改正で日中新たに運用されることになった快速特急、あるいは特急のいずれかだけでも構わないのでクロスシート車を導入するなど、サービス向上に期待したいものです。
以前にも述べたことですが、JR西日本の223系0番台・2500番台のような3列配置のクロスシートにすれば、それこそ大半の座席のすぐ脇にスーツケースを置けるようになるほか、通勤時でもなんとか運行可能でしょう。

最後に3150番台の最終的な本数は合計で7本になるらしいのですが、これは3050番台の6本と数が合いません。
ということは3150番台がすべて出揃った時点でアクセス特急もある程度の増発が予定されていることを意味しているのでしょうか。
そうなると2021年までにすべて出揃うとされている都営5500形もアクセス特急での運用が開始されることになるのかもしれません。

それでは、14日に行われた3100形体験乗車ツアーより、以下の動画をセレクトして終わりたいと思います。
posted by SS at 00:00 | Comment(0) | 京成車両関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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