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2019年04月15日

京成新型車両について





毎週月曜日は本来であれば雑記ブログの更新日ですが、京成より4月11日(木)に新型車両について公式発表があり、管理人の心情としては1日も早く取り上げたいため、鉄道車両関連の話題ながら今回は特別に鉄道ブログと雑記ブログの共通記事といたします。

京成が年度毎の事業計画を発表するのは毎年5月中のことなので、新型車両の件も2019年度の事業計画内で取り上げられるものだとばかり思っていたのですが、意外に早い発表となりました。
そして、管理人が最初に見たのはヤフーニュースで新京成の新型車両80000形についての記事だったのですが、それならば京成と共通設計で、京成の新型車両もほぼ同じデザインで間違いないだろうと思い、公式を見たところ案の定その通りでした。
その時点のヤフーニュースではなぜか京成のほうの記事はまだ見当たらず、どうして新京成のほうが先に取り上げられたのか謎ですが・・・

京成新型車両の形式はやはり3100形で、2019年秋の営業運転開始を目指しており、今年度は8両編成2本計16両が新造される模様です。
管理人がその新型車両のイメージを見てまず驚いたのはオレンジ色のラインでした。

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外装色にオレンジというのは京成車両では初のことだと思いますが、成田スカイアクセスの路線カラーがオレンジなので、車両にも採用されたようです。
すなわち、車両番号が「3151」となっていることからもわかるように、スカイアクセス向けの3150番台であることは間違いありません。
しかし、それならばどうして3050番台からオレンジ色のラインを採用しなかったのかと。
それにスカイアクセスという名称からすると、3050番台のブルーのラインのほうが相応しいようにも思えます。
また、3150番台のオレンジ色のラインとブルーの飛行機のイラストやラインがミスマッチのようにも感じられたり・・・
あと京成ではオレンジを採用した理由について本線との誤乗防止のためとも説明していますが、車体色のバリエーションが増えてさらに紛らわしくなるような気がするうえ、両線ともに都営や京急の車両も乗り入れてきたり、スカイアクセス向けの車両が本線を、逆に本線の車両がスカイアクセスで運用されるケースも多いことなどからすると、たった2本の3150番台をオレンジ色にしたところで誤乗防止に効果があるとは言えないでしょう。
ただ今後3050番台もオレンジ色のラインにして統一されることも考えられますが・・・

前面スタイルについては、最近の自動車のフロントグリルで流行っているテイストを取り入れた都営5500形やJRのE353系などに似た、下部に向かって斜めに絞り込むような今風の形状となり、なかなかセンスのいい仕上がりだと個人的には感じています。
これは優秀だった3700形から改悪としか思えないデザインになってしまった3000形と比べると大きな進歩であることは明らかでしょう。
その絞り込みによるためか、3000形では端に寄っていた非常扉が3700形のように再び若干中央寄りとされたのも面白いところです。
急行灯や尾灯もこれまでにはなかった異形タイプで、これまたかなり斬新だと言えるでしょう。

一方、側面については日車式ブロック工法であることがすぐにわかる3000形とほとんど変わらない見付けとなっていますが、3500形のオールステンレス車以来から3000形までに見られた側扉を囲む太枠があまり目立たないタイプになっているかもしれません。

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あと3500形からの伝統とも言える、戸袋部にあった「Keisei」という社名と車両番号の表示プレートについて、3000形では社名のプレートがすでに廃止されていますが、今回の3100形ではついに車両番号のプレートもなくなり、車体に直接ラッピングする方式となるほか、その位置も「K'SEI」ロゴとともに中央扉左右の高いところへと変更されていることが伺えます。
さらに各扉横に「成田山新勝寺」「浅草雷門とスカイツリー」「千葉県側からの富士山遠景」という3種類のイメージイラストが描かれますが、こういったものが車内ならとにかく車外にあるというのは他の鉄道会社の車両ではまだあまり例がなさそうなだけに、なかなか独創的なアイデアと言えるでしょう。

あとは車内についてですが、各車両のフリースペース、防犯カメラ、プラズマクラスターイオン発生装置、無料Wi-Fiサービスなどなど、近年のJRや私鉄の最新車両に取り入れられている装備は一通り揃っているという印象です。

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そして座席の一部を折り畳み式にしたスーツケース置場を1両あたり4か所(先頭車は3か所)に設置とのことで、他の鉄道会社にはない、いかにも空港アクセスの鉄道車両らしい仕掛けだとは思いますが、これは乗客が任意で座席を折り畳むということなのでしょうか。
その分座席定員が減ってしまうことにもなるわけで、荷物を置きたいという乗客と、座りたいという乗客との間でトラブル等が発生しなければいいのですが・・・

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そんなことをするぐらいだったら、一層のこと3列配置のクロスシートにしたほうが、すべての座席脇に置くことができてよかったのではないかとも思えたり・・・
まぁとくにスカイアセスではスカイライナーがあるので一般車にはクロスシートを採用したくない事情などがあることも考えられますが。

そして当ブログの過去記事で、関東大手でひとつの扉上に2画面設置している車両がないのは今や京成だけとツッコミを入れたことのあるLCDについてですが、さすがに新型車両ではすべての扉上に2画面設置してくるだろうと思っていたところ、その通りになりました。

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ただし京成が広告表示を行うことはまずあり得ず、2画面を連携させて停車駅などの案内を表示するのみだろうと予想していたのですが、実際には片方の画面で広告の放映等を行うというから驚きです!!
やはり当ブログでLCDにて広告表示を行えばその分の収入が入るだけに京成も早く行うべきだとも述べたことがありますが、ようやく実現する運びとなりました。
今はスマホに夢中な乗客ばかりなので、LCD自体あまり見られることがないかもしれませんが、個人的には見ることが多いだけに、ニュースや天気予報も流すのかも含め大いに期待されるところです。
また、形状の異なるLCDを設置した3700形は難しいとしても、3000形全車も早期に2画面化して広告表示を行って欲しいものですが・・・
とにかくこれで京成もLCDに関してJRや地下鉄、それに他の大手私鉄並みになるというわけです。
なお、左右の画面がやたらと近寄って設置されているのは、新京成80000形では広告の放映は行わず、2画面を連携させて停車駅等の案内を行うことを考慮したためかもしれません。

車内に関してそのほかでは吊り手がおにぎり型になっている点が京成車両としては目新しく、また貫通路の扉がほぼ全面ガラスとされていたり、袖仕切りもガラスが取り入れられた新鮮なタイプとなっているあたり、従来の無味乾燥だったものとは比較にならないほどの進歩だと言えるでしょう。
座席については背もたれが高いハイバック仕様を採用し座り心地の改善を行ったとされていますが、座面のクッションが薄くなっているような印象を受け、個人的に座り心地の点で高く評価している3000形のシートに比べ硬くなったりしていないかがちょっと心配されるところです。
あと管理人がもっともビックリさせられたのは側扉に化粧板が貼り付けられていることで、赤電の3300形2次車あたりから最新の3000形3042編成にいたるまで、更新車も含めて塗装したものを除くと一貫してステンレス地肌むき出しのままだった京成の通勤型車両においてこれは奇跡とさえ言える出来事かもしれません。

走行機器に関しては3000形の一部で試用されたSiC-VVVF制御装置が本格的に採用され、IGBT-VVVFの3000形よりも消費電力が約15%の削減になるとのことです。
台車はイメージでは黒く塗りつぶされているのでなんとも言えませんが、京急に乗り入れる限りボルスタレスとされることはまずないでしょう。

といったところで、個人的に3000形登場時は残念ながらあまり感激がなかったのですが、今回の3100形によって3700形登場時の感激が再びよみがえるような思いがしています。
管理人の京成新型車両に対する期待は並大抵のものではありませんでしたが、その期待が決して裏切られることのない内容でした。
本当にいろいろな面で芸が細かく、従来では考えられないほど小洒落た車両という印象を受けます。
当ブログでも取り上げた上野駅に発車メロディの件なども含め、ここのところの京成をたとえてみれば、それまで地味だった娘が急激に色気付いてきたような感じがするというもので、今後もどうなっていくのか楽しみなところですが・・・

ただ、新型車両の第一陣が管理人があまり利用することのないスカイアクセス向けの車両である点はちょっと残念でした。
翌2020年度こそ京成本来のカラーリングをまとった3101編成が出てくるのではないかと思いますが、どのような印象になるのか大いに期待されます。
なお、今回の3150番台の営業運転開始時期が、京成でダイヤ改正が行われる秋というタイミングと重なることを考えると、アクセス特急が増発される可能性もあり得るでしょう。
そうすると単なる増車ということにもなると思うので、今年度は代替で廃車となる車両が出ないかもしれません。


一方、新京成80000形は先にも述べたように京成3100形とほぼ同じ車両となっています。
実は個人的には子会社の新京成のほうが、親会社である京成よりも昔からなにかとセンスがよく、最新の技術や装備も積極的に採用するというイメージがあるのですが、今回共同で設計したという新型車両も新京成側の意見が多く反映されたからこそ優れた車両になったのかもしれません。
ただし当ブログでこれまでにへんてこりんな色だと何度も述べてきたことからもわかるように、ピンク色の外装色の採用により新京成のセンスがいいという印象は管理人の中でかなり薄れたほどだったのですが、80000形のような今風のデザインだと意外にもそのピンクのカラーリングが結構様になっているものだと思えました。
側面の上部にピンク色の帯を追加したことも印象アップにつながっているものと思われ、少なくとも3150番台のオレンジよりはぜんぜん上という感じがします。

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また、内装も8800形更新車と同様のピンク基調のデザインとされているほか、座席折り畳み式のスーツケース置場が設けられていない点などが京成3100形との相違点でしょう。

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あと機器類もフルSiC-VVVF制御装置によりN800形に比べ19%の消費電力削減とされており、これは京成の東洋電機と新京成の三菱電機の差でもあるものと思われますが、80000形のほうがより省エネに優れた車両となっています。
なお、80000形は6両編成1本が3100形よりも少し遅れて2019年冬より営業運転が開始される予定とのことで、こちらもまた楽しみなところです。

参考リンク:京成公式PDF新京成公式
posted by SS at 23:50 | Comment(0) | 京成車両関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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