
今回もまたBVE運転動画を公開する予定でしたが、京成で思いもよらぬ出来事が複数起きているので、急遽そのことについて触れることにしました。
まず、本日10月5日朝に京成線の送電設備3カ所から次々と火花が出ているのが確認され、午前9時32分頃より全線で運転見合わせとなり、その状況が午後7時現在でも続いており、運行再開の目処は立っていない模様です。
京成では10月3日の夜にも塩害が原因とみられる送電設備のショートにより、翌4日朝まで高砂〜八千代台間で運行がストップしており、今回もまた同じ原因とのことですが、運休区間がついに全線にまで及んでしまいました。
京成で全線の運行がこれほど長時間に渡りストップするというのは昭和時代の戦時中やストライキを除けばないものと思われ、驚きと同時にショックでなりません。
その影響により成田スカイアクセス線、芝山鉄道線、北総線の高砂〜矢切間、新京成線の新津田沼〜京成津田沼間も運転見合わせとなっています。
さらに、京成の障害とは無関係ながら総武快速線も新小岩〜市川間で発生した線路陥没の影響で一時運転が見合わされ、本日は千葉県内の鉄道がとんでもないことになったようで、まったく厄日だとしか言いようがありません。
スカイライナーと成田エクスプレスが同時に止まったというのもきわめてめずらしいことと言えるでしょう。
次に京成車両関連についてですが、9月中に今年度の増備車両の一部である3039編成と3040編成の6連2本が営業運転を開始しました。
管理人は当ブログ9月7日の記事で、今年度の増備車両のうち6連2本のほうは既存6連の列車無線改造による予備車確保のためで、代替による廃車は出ないだろうと述べましたが、9月中に3500形3532編成が運用離脱し、すでに3531は車体が切断されて北館林へ向かった模様です。
(参考画像リンク)(当ブログ過去記事)
早くも代替による廃車が出たばかりか、まさか3500形がその対象になろうとは・・・
一部では以前より予想されていたようですが、個人的に3500形の淘汰は3400形や3600形よりも後になると思っていたので、まったく想定外の出来事でした。
これで3500形更新車から初めて廃車が出ることになってしまったわけですが、よく考えてみればいくら更新されているとはいえ、古いものでは更新工事からもすでに20年以上が経過していることや、セミステンレス車であることからすると、廃車となっても決しておかしくはないとも思えるところです。
というわけで、今しばらくは安泰だと思っていた3500形更新車も、今後は3400形や3600形とともに注意が必要になったと言えるでしょう。
これにより、今年度増備分の3000形6連2本のすべてが列車無線改造による予備車ではなく、少なくとも12両中4両分は代替だったことになるわけで、9月7日の記事で述べたその部分について、訂正させていただきます。
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