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2018年03月09日

2017年度末の京成車両3





その後2017年度の京成増備車両の3本目となる3038編成が、公式発表通り3月5日に営業運転を開始しました。

この3038編成の導入においても、代替により運用離脱した車両が出たという話はまったく見かけません。
その件について、当ブログで3037編成の営業運転開始を取り上げた前回の記事を更新した直後にある予想が出てきました。
それは、デジタルSR無線への改造に伴う予備車確保のための増備ということです。
京急で2015年度より列車無線のデジタル化が開始されていることは把握していたので、京成をはじめ京急に乗り入れる会社の車両もいずれはすべて切り替えられるだろうとは管理人も予想してたのですが、改造に予備車が必要なほど時間がかかるものだとは正直想定外でした。
しかし、3000形が増備されても代替による廃車が発生しないことからして、そのデジタルSR無線への改造のためという予想以外、とくにこれといった理由は見当たりません。
従って、3036編成の導入により北総7828編成となった元京成3778編成1本は北総鉄道の予備車確保のため、そして3037・3038編成の2本は京成の予備車確保のためであるものと思われます。
前回の記事で京成は何を考えているのかわからないと述べましたが、そのようなちゃんとした理由があったわけで、新線の開業や増発などがない今の時期に代替を伴わず単に増備だけを行うというのもおかしなことと言えるでしょう。

そこで気になるのは3400形と3600形の今後の動向です。
京成では東京オリンピックが開催される2020年までに3000形と3700形のLED案内表示器を多言語化したLCDに統一するとの発表があったので、個人的にはてっきりLCDが設置されない3400形や8連の3600形は2020年までに全車廃車になるのではないかと見ていましたが、2017年度は先の理由により廃車される車両がまったく出ない可能性がきわめて高まりました。
そうなるとオリンピックの開催前となる2019年度までの向こう2年間で、3400形5本と3600形5本という計10本もの大量の車両を置き換えなくてはならなくなったわけですが、そんなことは京成にはとても無理というものでしょう。
よって2020年以降も3400形や8連の3600形が残るのは間違いなく、東京オリンピックの最中に多言語化されていないLED案内表示器や、表示器自体がない特急や快速が走ることになります。
まぁ個人的には今や全国的に貴重な存在となっている界磁チョッパ制御の3400形や3600形が数を減らしてしまうことはまったく望んでいないので、今年度は廃車が出なさそうなことや2020年以降も活躍が見られそうなことになり安心しました。
ただ決して安泰というわけではなく、次の2018年度からは徐々に廃車されていき、管理人としては先のデジタルSR無線への改造が全車完了する2022年度末あたりが、京成から界磁チョッパ制御車両が消滅するターニングポイントではないかと見ていますが・・・
というわけで、今から5年後には昔から長いこと京成車両の大きな特徴でもあった先頭車両屋根上のIR無線用アンテナが見られなくなってしまいます。
また、余談ながらデジタル無線化は京成千葉線に乗り入れている新京成でも実施されるはずで、そうなると新京成の車両では現行のようにIR・SR両方式の無線装置と屋根上アンテナを取り付けるような必要もなくなることでしょう。

いっぽう、すでに述べた3000形と3700形のLED案内表示器の多言語化したLCDへの交換は現在進行中ですが、3700形のLCDは3000形とは異なる横長タイプのものとなっています。(参考リンク
そして、もともとLCDを装備して新造された3000形や3050形についてはすべての扉上に各1台設置されているものの、交換による車両のものは千鳥配置とされており、これはそれまでのLED案内表示器も千鳥配置だったため、配線などの都合で手間や金がかかるといった事情によるものと思われますが、その千鳥配置だと座席の位置によってはLCDがほとんど見えないケースもあり得るでしょう。
また、関東地区のJRや地下鉄の多くの車両や、一部の大手私鉄の車両では、かなり以前からすべての扉上にLCDを各2台設置しています。
さらにちょっと調べてみたところ、京成と同じように各1台または千鳥配置だった関東の大手私鉄でも、最近では全扉上にLCDを各2台設置するようになってきており、2台設置されている車両がまったくないのは今や京成のみであることが判明しました。
もういい加減、通勤車両でもニュース等を流すぐらいのサービスを行ってもいいのではないかと・・・
他の鉄道会社の水準に比べて京成では高いぐらいの運賃を徴収していながら、新型車両をなかなか登場させずに3000形を大増殖させ続けているばかりか、LCDが扉上に1台のみ、そのうえ千鳥配置にしている車両すらあるというサービスの悪さと時代遅れな感じは、まったく情けない限りだとしか言いようがありません。

当ブログでは以前、駅ホームの待合室の設置率について、京成は関東の大手私鉄中最低だという記事が出てきたことに言及したことがありますが、現在勝田台駅下りホームに待合室新設の工事が行われているとのことで、そんな不名誉な記事に対して京成が反省し、今後待合室が増えていくのであればいい傾向だと言えるでしょう。
先のLCDの件については、新型車両を出さないからいつまでたっても1台のみのままであることも考えられますが、その新車導入も含めて、車両のサービスレベルについても今後もっとよくなることに心から期待したいものです。
posted by SS at 00:00 | Comment(0) | 京成車両関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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