
今年度の京成では最後まで残っていた3500形未更新車、および3600形からも初めて廃車が出ることになりました。
今回はそれらについて簡単に記録しておきたいと思います。
■3500形未更新車
★3585-3588(2017-02-26廃車)
竣工:1980-05-21
製造所:東急車輌
制御方式:抵抗制御
帯色変更:1994-12-05
在籍期間:約36年9ヶ月
※以下はこの3500形未更新車の引退により京成車両全体から消滅したもの
:完全切妻の前面スタイル
:前面外周に出っ張りのある額縁スタイル
:尾灯と一体ケーシングされていない単独の丸形前照灯
:前面下部左右の赤白切替式尾灯・急行灯兼用標識灯
:前面上部中央の行先・種別一体式表示幕
:前面貫通扉の差込式種別板
:低いタイプで薄緑色に塗装された運転台メーターパネル
:側扉間の3連窓
:未更新時代の赤電両開扉と同様のドアエンジンによる開閉動作と音






■3600形
★3601-3602(2016-02-16廃車)/3606-3607(2016-02-03廃車)
※3601-3602は3668編成、3606-3607は3618編成のそれぞれ中間に組み込み
竣工:1982-06-15
製造所:東急車輌
制御方式:界磁チョッパ制御
帯色変更:1994-12-27
在籍期間:約34年8ヶ月
※3606-3607は2002年10月21日から2013年3月末にかけて帯色変更のうえ芝山鉄道へリース(帯が京成色に戻されたのは2013年12月)



★3611-3612-3613-3616-3617-3618(2016-02-03廃車)
竣工:1984-04-19
製造所:日本車両
制御方式:界磁チョッパ制御
帯色変更:1994-11-22
在籍期間:約32年7ヶ月
※2002年10月21日から2013年3月末にかけて帯色変更のうえ芝山鉄道へリース(帯が京成色に戻されたのは2013年12月)






そのほか、今年度は千葉ニュータウン鉄道の9000形も引退となりました。
■千葉ニュータウン鉄道9000形(登場当初は住宅・都市整備公団2000形)
★9011-9012-9013-9014-9015-9016-9017-9018 (2016-03-20廃車)
住宅・都市整備公団2000形時代
=2102-2202-2302-2402-2502-2602-2702-2002
竣工:1983-12-07(9014-9015は1990-12-05)
製造所:日本車輌
制御方式:界磁チョッパ制御
在籍期間:約33年3ヶ月(9014-9015は約26年3ヶ月)


以上となりますが、昭和時代からの貴重な車両が次々と姿を消してしまっていることが残念でなりません。
また、更新工事の有無という差があるので当然のことではありながら、3501よりも3601のほうが先に廃車になるというのは、以前ではとても考えられないことでした。
おそらく来年度以降も3600形が淘汰されていくことになるのでしょう。
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確かに間違っていたので訂正しました。