
まず、前回の記事ですでに京成に入ってきていると述べた6両編成の3000形3034編成が2月16日(木)より営業運転を開始しました。(公式PDF)
その一方で、ターボ君と呼ばれているVVVFの3600形3668編成が同じく2月16日朝方の運用を最後に動きが見られなくなっていましたが、23日から大方の予想通り中間の2両を抜いた4両編成となって復帰した模様です。
その2両とは1982年(昭和57年)製の1次車トップナンバー3601と3608で、先の3618編成の廃車により中間に組み込まれていた3606と3607もすでに消滅しているので、1次車は3658編成に組み込まれている3602と3603の2両を残すのみとなりました。
また、今回増備された6両の3034編成に対して、3601・3608、および2月26日をもって引退する3500形3588編成4両をプラスすると廃車数も6両と、ちょうど数が合うことにもなります。
なお、レッド ラインさんより廃車となった3601と3608の素晴らしい画像をさっそくお送りいただいたので、ご覧ください!



このように、今年度の京成車両の廃車は3600形10両であることがほぼ確定し、そのことからやはり京成が3600形を真っ先に淘汰したいと考えていることがわかろうというものでしょう。
そのほか今年度は8両編成の3035編成も増備されることになっており、すでに完成して甲種輸送も行われたようですが、それにより北総9000形9018編成の引退はほぼ間違いないものと思われます。
あとは記事タイトルとは関係がなく、かなり遅い話題となりますが、2015年度末をもって全廃となったAE100形の先頭車両161が宗吾にて保存されていることを不覚ながら今年に入ってから知りました。
AE168編成の引退直後に、1両だけ解体を免れているという話は聞いていたので期待はしていたのですが、なにしろAE100形の引退は短命だったこともあり非常に残念な出来事だったので、1両だけでも無事保存されたことを知り救われた思いがした次第です。
これにより宗吾での保存車両は200形・3000形・初代AE形・そして今回のAE100形と、全部で4両となりました。
一方、昨年末あたりに3000形3003編成の上野方ユニット3003-7のVVVFインバーター制御装置が、新京成ではすでにおなじみのSiC(炭化ケイ素)を用いたものに交換され、試験が行われています。
東洋電機製のSiC-VVVFは初とのことで、どれほど音が変わったのか興味深いものがありましたが、実際に聞いてみたところ通常の3000形と思ったほどは変わらず、知らなければ気づかないレベルだと言えるでしょう。
ここへきて京成がSiC-VVVFの試験を行ったのは、まもなく登場する新形式車両に搭載するためではないかと強く期待したいものですが・・・
2017-02-26追記:やはり2月24日に北総鉄道より9000形の引退記念ツアーを開催することが公式発表されました。(北総鉄道公式)
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