
当ブログ前回の記事では、ここ数年で新京成の車両やダイヤ面のサービスが低下したことについて取り上げましたが、平成初期の頃の新京成車両は、制御装置や駆動装置がバラエティーに富み、趣味的にとても興味深く面白いものがありました。
昭和60年代から平成初期にかけては、まだ現役だった吊り掛け駆動車のほか、カルダン駆動車の中でも通常の抵抗制御、界磁チョッパ制御、そして最新のVVVFインバータ制御と、いろいろな車両を楽しめたものです。
とくに吊り掛け駆動車とVVVF車の同一路線上における混在というのは、他の鉄道会社ではあまり例がなかったことでしょう。
さらに、京成から譲受した吊り掛け駆動車は、それこそ1両毎に形態が異なるといっても過言ではなく、本当に興味が尽きませんでした。
車両の見た目も、現在のチンケとしか言いようがない6両編成ばかりの状態に対し、堂々としたスタイルの8両編成が多く、吊り掛け車ですら8両が組まれていたほか、カラーも今のまるで気が狂ったかのようなピンクの塗色に比べ、個人的にはぜんぜん良かったと考えています。
以下、1990年(平成2年)に新京成くぬぎ山車両基地を訪れた際に撮影した画像を公開しますが、それによりいかにいろいろな車両が揃っていたかがよく分かることでしょう。
なお、今後当ブログでは、京成から譲受された新京成の吊り掛け車について取り上げていく予定です。



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