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2016年07月01日

京成2100・210形の記憶





京成で1988年(昭和63年)まで活躍していた京成2100形2101〜2109(2000形2008含)および210形210〜219は、クハ2100形(2008)の中間にモハ210形2両を挟んだ4両固定編成でした。

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青電系列の流れをくむ車両でありながら、4両固定編成編成化される際に210形がカルダン駆動化改造を受け、高性能車となったことは周知の通りですが、モーターや制御系の音がきわめて静かで、その静粛性は赤電以上だった記憶があります。

ただ、おそらく先頭車である2100形の台車付近から発せられていた音かと思いますが、車輪のフラットとは明らかに異なる走行時の「ガガガガガ・・・」というような音が非常に耳障りで、せっかくの210形の静けさをスポイルしてしまっているような感じがしてなりませんでした。

一体それは何の音だったのか、いまだに謎のままです。

一方、ブレーキ装置についてはHSC化されず、自動空気ブレーキのままだったという点は青電系列の車両らしく、完全なる高性能車にはなりきれていなかったと言えるでしょう。

また、主電動機出力は赤電よりも大きい110kWだったものの、2M2Tのため起動加速度も吊り掛け車とあまり変わりなく、低加速度車向けに特別に組まれたダイヤ枠で運用されていたほどでした。

とはいえ京成津田沼〜京成幕張間の国鉄との並走区間で国鉄の車両に負けることはめったになく、時には運転手がムキになって100km以上出したのも目撃したことがあるので、高速域における性能はそれほど悪くはなかったと言えそうです。

1980年(昭和55年)より赤電が塗色変更された際、この2100・210形および2008も青電塗色とはおさらばしてファイアーオレンジとなり、赤電に酷似した見た目となったものの、性能的には廃車時まで変わることはなく、赤電よりも劣ったままでした。

1932年(昭和7年)に登場した210形は1967年(昭和42年)の更新により台枠のみ再用した以外は車体が新製され、下回りも高性能化によりほとんどが新しくされたことから、その時点で新車同様になったと言えますが、車籍上は1932年の登場に変わりなく、それが昭和末期まで55年以上も活躍していたとはずいぶん長持ちしたものだと思います。

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また、2000形2008も車体は全金属製に更新されたものながら、戦災国電の払い下げ車両であることを考えると相当な古さですが、同じ2000形の中には新京成に譲渡され平成に入ってからも使用された車両がありました。

個人的には前照灯の2灯化や貫通幌の撤去などによる近代的なスタイルと、古めかしい側面ベンチレーターの組み合わせという2008のミスマッチ感がたまらなかったものです。

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posted by SS at 23:50 | Comment(5) | TrackBack(0) | 京成車両関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
八幡っ子です。
毎日、暑いですね。
どうか体には気をつけてくださいね。
京成の懐かしい電車は
やっぱり良いですね。
これからも楽しみにしています。
今年は「京成、京急、浅草線、北総線相互直通25周年」ですね。
私はヘッドマーク付きの電車を撮りたいのですがなかなか出会えず…残念です。(>_<)
それから、今年は東葉高速鉄道開業20周年にあたる節目の年なので記念イベントなど開催するかどうか楽しみにしています。 (^^)
Posted by 八幡っ子 at 2016年07月09日 08:21
いつも体調のことを気にしてくださり、誠にありがとうございます。
これからが夏本番で、まだまだ暑い日が続きますので、八幡っ子さんもお気をつけくださいね。

今回の記事もお楽しみいただけたようで、とても嬉しく思っております。
4社局相互直通から25周年を迎えるとは、本当に早いものですね。
この相直が開始されたのと同時期には成田空港ターミナル直下への乗り入れもあり
京成が一気に飛躍したと感じられた年でもありました。
八幡っ子さんがHM付車両を無事記録することができますよう、心からお祈り申し上げます(^^)
東葉高速鉄道開業20周年のイベントもぜひ開催されるといいですね!
Posted by SS at 2016年07月10日 23:50
はじめまして。
2100形のフラット音はうるさかったです。今の3000形や京急1000形1300番代もM台車がうるさい傾向があります。京成や京急は普通にしか使用しない形はメンテを省略する傾向ありますね。
Posted by 村坂 at 2016年08月03日 22:34
>村坂さん

はじめまして。
コメントありがとうございます。

フラット音もありましたが、それとは異なる何かの音が大きかったと記憶しています。
Posted by SS at 2016年08月08日 23:32
青電グループの210型は車内の内装は調べた限り昭和40年代には珍しくメラミン焼き付け塗装となっておりコンビを組んでいる2100型 2000型も写真を見る限り210型と同様ですし 宗吾工場に保存されている200型も同じみたいです。聞いた限りでは新京成電鉄250型以降はアルミデコラ張りらしいです。
つまり青電グループは昭和45年以前に特別修繕された車両は全て塗りの車内みたいですが聞いた話は全て曖昧みたいです。赤電グループはデコラ張りなのに格差がありすぎます。他社の更新車は名鉄を除いて全て当時の新車と内装が準じているのに不思議です
もし京成電鉄の旧型車両(青電グループ)の内装を存じている方がおられました是非ご教示くださいお願いします。今まで京成・新京成電鉄の旧型車の車内の内装については鉄道関連の書籍で紹介された事が一切ありません。 
Posted by 京成青電の内装学 at 2019年09月23日 18:45
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