当ブログ内のすべてのテキストや画像等の無断転載を禁止します。
また、管理人はできるだけ正確な情報を記すよう心がけてはおりますが、
中には間違っている部分もあるかもしれませんので、予めご了承ください。

2015年11月20日

京成赤電回顧3200形後編





今回は京成赤電3200形の更新工事後から廃車までについて振り返ってみましょう。

1989年(平成元年)6月をもって88両全車の更新工事を完了した3200形ですが、1990年代に入るとイメージアップのため京成赤電全車の塗色を変更することになり、まずは4種類のカラーを試すために3200形8M車が選ばれ、トップナンバーの3201-3204を除く4本が1991年12月よりそれぞれ以下のような色となりました。

クリックで拡大!


イラスト1:3205-3208 グリーン系

イラスト2:3209-3212 ホワイト系

イラスト3:3213-3216 ブルー系

イラスト4:3217-3220 グレー系

試験の結果、基本カラーを3217-3220のものよりもやや薄めのグレーとすることに決定し、さらにホワイト基調だった3209-3212の塗色を再度決定されたグレー基調のカラーに変更のうえ、今度は帯の配色が試されています。

その際、3700形に似たイメージも試すためイラスト5のように前面がブラックフェイス化されたりもしました。

こうして1991年(平成3年)12月〜1993年2月にかけて行われた塗色試験により、最終的には以下のイラスト6のカラーに落ち着き、その後1995年2月までに3200形全車が新塗色となっています。

o100717-01


そのほかの更新工事後のおもな変更点としては、まず1992年(平成4年)8月〜1995年2月にかけて、京急線乗り入れ対策として6M車の3221〜3280において先頭車両の前後台車が入れ替えられ、先頭台車を主電動機付とする工事が行われました。

それに伴い、先頭台車上の床に点検蓋も新設されています。

また、自動扉選択開閉装置や電子ホーンの取り付けも行われたほか、2001年(平成13年)3月には全車側面に京成グループマークの貼り付けが実施されました。

なお、更新工事後の3200形の他形式との混結については、3150形の記事でも触れたように、VVVF化された3291-3294が、3150形3187-3188ユニットと連結され6連で営業運転が行われた以外は確認しておりません。

というわけで、京成赤電の中で合計88両という最大勢力を誇った3200形も2002年度末より廃車が開始され、まずは2003年3月中に初期の8M車20両のうち14両が一気に廃車されました。

対象車両は3205-3208・3211〜3220となっています。

その後も3000形の増備に伴い2003年(平成15年)11月には6M車としては初めて3271-3272の2両が廃車されたのに続き、翌12月には3221〜3224・3233〜3236の8両が京成での役目を終えて北総7050形の代替として同社にリースされ、7250形7251〜7258とされました。

2004年1月には3201-3204と3209-3210の6両が廃車され、これをもって赤電の8M車(オール電動車)が完全消滅しています。

o071129-01.jpgクリックで拡大!(レッドラインさん提供)

また、同じく1月中には3273-3274と、元特急車で京成初のVVVF車でもあった3291-3294が廃車となりました。

この3291-3294の引退については機器の故障が多かったからとされていますが、車籍は3200形の中でもっとも新しかったので個人的にはこれほど早期に除籍されてしまうとはかなり意外だったと同時に、VVVF試験車ということで特異な面も多かった車両だけに、とても残念でならなかったものです。




それ以降も次々と増備される3000形に追われて6M車の淘汰が進み、北総にリースされていた7250形も、2005年度末に3300形1次車が北総7260形としてリースされたのに伴い、京成に返却後すぐに廃車となりました。

それにより2006年度まで残った3200形は3261-3262+3237〜3240および3225〜3228+3263-3264の6両2本と、元特急車の3295-3298のみとなっています。

そのうち3295-3298は2007年(平成19年)1月28日に臨時のリバイバル開運号として運行するため初期の赤電塗色に復元されました。




ただ3050形3059-3062が同色に復元されたときも同様であったように、それは引退が近いことを意味しているものでもあり、2007年3月末にリバイバルカラーのまま廃車となっています。

また、同時期に前述の6両2本のうち、それぞれの4両ユニット側も廃車となり、残った2両ユニット側の3261-3262と3263-3264が組成され、6M車としてはかなり久しぶりに更新工事前と同じ基本的な4両編成として運行されたとともに、この4両が3200形として最後まで生き残る結果となりました。

o071115-02.jpgクリックで拡大!(レッドラインさん提供)

しかし、かろうじて2007年度に入ってからもしばらく活躍できたながら、年度末まで残ることはなく、同年11月14日付でついに廃車されてしまい、これをもって3200形は形式消滅となった次第です。
posted by SS at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 京成赤電回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック