
京成3700形は1991年3月、京王8000系はそのちょうど1年後となる1992年3月に登場した車両で、ほぼ同世代であると同時に、ステンレス車ながら前面を普通鋼製としてデザインの自由度が増したことや、ラインカラーを2色にした点、さらに前者は量産の通勤車両としては初めて、後者は京王線用としては初めてVVVFインバータ制御を採用するなど、共通点が多い車両同士となっています。
ただ、京成3700の車内では当時考えられるあらゆる最新の装備が取り入れられていたのに対し、京王8000で座席端の袖仕切りや側扉上のスクロール式LED案内装置が装備されていないことはかなり意外に思ったものでした。
その後京王8000も遅ればせながらその両方とも装備されましたが・・・
それから管理人は今から3ヶ月ほど前に京王8000の特急に乗る機会があったのですが、かなりの揺れとともに騒音も大きく感じられました。
そのうえ加減速時のショックもVVVFとはとても思えないぐらい大きく、結構不快で乗っているのが嫌になってしまったほどです。
経年により劣化したとでもいうのでしょうか。
しかし普段いつも乗っている京成3700ではたとえ初期の編成でもそんな経験はありません。
京王のほうがスピードを出すことや、たまたま乗った車両の整備状況が悪かったことも考えられますが、それにしてもこれまた意外に感じた次第です。
京成3500形と京王6000系が最新鋭だった頃は、ほぼすべての面において京王の車両にはとても太刀打ちできないというイメージが強かったものですが・・・
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