
今回もまた新京成関連の話題となりますが、今月14日に車両のカラーを変更することが発表されました。(新京成公式)
対象は現在活躍中の4形式すべての車両で、カラーの統一化も目的のひとつだと思われますが、塗装車の8000形と8800形は車体全体がホワイトとジェントルピンクに塗られるのに対し、ステンレス車の8900形とN800形は側面上半分がステンレス地のままとされ、下半分にのみホワイトとジェントルピンクのフィルムが貼られる模様です。
また、運行開始は8月29日(金)で、まずは8800形8816編成がその第一弾としてお目見えするほか、前回の記事でも取り上げた6連化改造中の8900形も新色化に向けて準備中とのことです。

それにしてもこの完成予想図を見たとき、あまりのインパクトの強さに度肝を抜かれました!
斬新といえば確かにそうですが、いかにも地方のローカル私鉄が活性化で目立つために採用しそうなカラーという気がしないでもありません。
とくに琴電の一部車両に似た印象を受けてしまいます。
そのうえ新京成では京成千葉線へ乗り入れる車両に対して新色を採用したばかりのような感覚があり、もうしばらく車体色の変更はないだろうと見ていただけに、その点でもかなり意外でした。
なお、新京成にとってピンクという色は、現在の新津田沼駐車場にあった本社の建物に使われたり、リバイバルされたしんちゃん電車でもおなじみだったように、一時代のシンボルカラーでもありました。
また、1993年に登場した8900形でも当初は控え目ながら細帯にピンクが採用されるといったように、昔からピンク好きの会社であることが考えられます。
しかし、ここへきて新たなコーポレートカラーとなるジェントルピンクは、そういった以前のピンクとはまったく異なる濃色で派手なイメージのものです。
どちらかというとトヨタ自動車が現行クラウンの特別仕様車として設定してかなり話題となった「ReBORN PINK」に近いイメージで、ある意味流行カラーなのでしょうか。。。
なお、新京成の車体色といえば、昭和54年に登場した8000形2次車の8504編成よりベージュ地に茶色の帯という新色が採用され、これが個人的にはとても落ち着いたシックなカラーで、親会社の京成の車両よりもぜんぜんいいものだと思ったものですが、一般的には地味すぎてあまり評判がよくなかった感じがします。
そんな車体色の影響もあって、これまで新京成という企業自体も地味でお堅いイメージだと思われがちな傾向にあったことが考えられますが、そういったイメージから脱却するためもあり、前回取り上げたシンボルマークのデザインも含めて急激にカジュアル路線へ転換することにしたのかもしれません。
というわけで、全車両が新色になるまで4年かかるとのことですが、時間が経てば経つほど現行色が少なくなって撮影が難しくなるので、現行色車両を記録におさめるのはなるべく早目がよさそうです。
あと、毎年恒例の松戸花火大会ですが、新京成では今年もまた開催日となる8月2日(土)に臨時列車が運行されます。
詳しくは公式サイトをご覧ください!(新京成公式)
それにしてもこの記事の中で「6両編成の一部の列車を8両編成で運転し混雑の緩和を図ります」とありますが、それももう来年あたりからは不可能となるわけで、やはりそういうときのためにも8900形ぐらいは8両のまま残して欲しかったと、あらためて思えてなりません。。。<
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