京成から、来年1月28日の1日限定で「特急開運号」のリバイバル運転を実施することが発表されました。
実際に開運号向けとして昭和42年12月に新造され、現在では一般車唯一の片開き扉を持っている3200形3295編成を往年のオリジナル塗色に再現したうえ、当時と同じヘッドマークを取り付けて運行するとのことです。従って、塗色以外の車内外の復元はまったく行われないものと思われ、更新によって登場時とは大きく異なっている現在の姿にオリジナル塗色というのは微妙な感じで、そのほかにもロングシートのままなのに開運号という点など、いろいろと気になることはありますが、ともあれオリジナル塗色が復元されるだけでも、京成赤電ファンとしては嬉しいことだと思います。どうせならば、更新の際に削ってしまったステンレスの飾り帯もぜひ再現して欲しいものです。
実は、以前鉄道掲示板のほうで、この3295編成を可能な限り過去の姿に復元のうえ、金町線専用車両にして動態保存すればいいといったことを書きましたが、塗色復元という部分はかろうじて実現する運びとなりました。
それから、12月10日のダイヤ改正について述べた当ブログ11月11日付の記事がありますが、特急系統が全列車8両編成になるという項目の中で、「ついに赤電の特急も見納めとなってしまうのでしょうか。。。」という書き方をしました。完全に見納めになると言わなかったのは、赤電全廃までには京成が何かをやってくれるのではないかという期待があったからです。それが、今回のリバイバル運転により、あくまでもイベントであって定期運転ではないものの、とりあえず特急という種別として運行される機会が皆無ではなかったことになります。その機会があまりにも早く訪れたことはサプライズでしたが・・・
しかし、喜んでばかりもいられません。このイベントは、唯一残った片開き車の引退セレモニーといった意味合いも含まれているのではないかと考えられるからです。イベント終了と同時にすぐさま廃車になるのか、その後もオリジナル塗色のまましばらく運行されるのかどうかは不明ですが、残念ながら今年度内に引退する可能性はきわめて高いものと思われます。
それにしても、平成6年9月に改軌35周年を記念して3050形3059編成がオリジナル塗色に復元されたことがあるので、さすがにもうないだろうと思っていましたが、京成もなかなかやってくれるものです。なお、この特急開運号のリバイバル運転に参加するには事前応募が必要となります。詳しくは公式サイトをご覧ください!
http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/18-061.pdf
以下は管理人作成によるオリジナル時代の特急開運号のイメージです。

また、片開き車の現行塗色は見納めとなりますので、以前レッドラインさんにお送りいただいた3295編成の画像を壁紙サイズで公開しておきます。


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このようなイベントがあるのは嬉しいですが
やはり引退へのカウントダウンかと思うと寂しい感じです。
BYレッドライン
おそらく抽選になると思いますが、
ぜひ当選するといいですね。
私は当日の午前中はどうしてもムリなので、
仕方なく断念しました(・_・;
引退になるのは私も寂しいものの、
京成がこうしたイベントを行ってくれるのは、
せめてもの救いという感じがします。
昨年は大変お世話になりました。有り難うございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。
実は、私も当日は仕事なのですが
もし当たった場合は強行して仕事を休もうかと(笑)
今年もよろしくお願い申し上げます。
そして、昨年もまた多数の画像を提供していただき、
本当にありがとうございましたm(_ _)m
レッドラインさんは、休日がほとんどない方のようですね。
お忙しい中、大変だとは思いますが、
きっとお仕事を休まれてでも、
行く価値のあるイベントではないでしょうか。。。
本当に当選されることをお祈りしております(^^)