
昔の国鉄津田沼駅は木造の駅舎で自由通路がなく、いちいち入場券を買わないと駅を跨げず、北口と南口が完全に分断されているような印象でした。もっとも、その当時は南口に千葉工業大学を除けば、商業などとくに主だった施設がなかったため、南北間の移動の需要もそれほど高くはなかったと思いますが、それが1972年(昭和47年)7月15日の国鉄総武線錦糸町〜津田沼駅間複々線化と快速電車の運行開始に伴い、津田沼駅も大改良工事が行われ現在とほぼ同じ姿になりました。ただし国鉄がJR化されてからの近年では改札内外に次々と飲食店や商業施設が誘致されるようになり、さらに本年3月20日(日)にはJR東日本が得意とするエキナカ施設「Dila津田沼」としてリニューアルオープンしています。(Dila津田沼公式)
一方、駅舎がまだ古かった時代には北口の線路際に国鉄職員の詰所と思われる木造の建物がありましたが、これがある時通りかかってみたところ火災により丸焼け状態になっており、中にある布団なども焼け焦げているのが見えたりして驚愕させられた覚えがあります。その建物があった場所に近年になって4階建ての飲食テナント専門の駅ビルが建設され、1階がそば屋、2階が定食屋、3・4階がカフェとして営業されてきましたが、今年に入ってリニューアルが行われ、1・2階がグロッサリー&リカーの「KITANO ACE」へと変わり、駅ビルの名称も「ぺリエ津田沼」として今月12日(木)にオープンしました。(ペリエ津田沼公式)
しかし個人的には以前はそば屋さんが駅の内外を含め3店舗もあったというのに、今ではエキナカのDila内に狭くていつも混んでて敬遠したくなるような「いろり庵きらく」1店舗だけになってしまったのはちょっと残念なところです。



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