ついに残り1本となってしまった北総鉄道7000形7003以下8連です。この編成も2006年度中には廃車になる予定です。
1979年3月9日、北総開発鉄道の開業時から活躍している6連3本のスキンステンレス車で、この当時のステンレス車の前面というと、京王3000系などの例外はあるものの、ほとんどが切妻でどれも似たような顔つきをしていましたが、伯^のユニークな前面にして個性を出して、その独特の形状から「ゲンコツ電車」として親しまれてきました。また、側面のラインカラーも鉄道車両初のフィルム貼付方式となっています。
さらに、車内についても完全空調を目指す目的でごく一部を除き固定窓化、カーテンを廃止し熱線吸収ガラスの採用、大容量冷房装置と換気扇の搭載、吊革を廃止して代わりに握り棒を採用するなど、新しい試みが数多く取り入れられ、その画期的な内容が評価されて1980年のローレル賞を受賞しています。
その後、第2期線の開業と京成、都営、京急との相互直通に備え、吊革を設置のうえ、シートもオレンジ系からエンジ系のものに交換されたりして、標準的な通勤車両の車内に近い印象になりました。また、このとき中間車2両が新造のうえ組み込まれ、8連化されています。
1979年に登場した6連はすでに新造から27年ほどが経過していますが、途中で組み込まれた中間2両はまだ16年程度と、最近の通勤車両としては記録的に短命であると言えるでしょう。
とにかく、まもなく全廃となるこの北総7000形、本当に最後の力走を続けています。


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元公団の9000形がおそらく置き換えの
対象になると予想されますので
こちらも、もっと記録できたらなと思います。
仕事の移動メインの私にとっては
本当に出たとこ勝負の感が強いので
コレが来た時には本当にラッキーだと思いました。
事前に運用をチェックしているのならとにかく、
たまたま遭遇できる可能性はきわめて低いですよね。
かなり運がよろしかったと思います。
おかげさまで、近いうちに貴重となる画像を
掲載させていただくことができました。
ありがとうございますm(_ _)m