
今の鉄道では車内の蛍光灯を終日点灯するのがほぼ当たり前になっていますが、昔の京成を思い出すと晴れた日の昼間の地上区間では消灯し、トンネル区間や京成津田沼・八幡など消灯したままでは車内が暗くなる部分では乗務員がその都度点灯していた記憶があります。
一方、ここのところの電力不足による計画停電の影響で鉄道会社でも列車の運行本数を減らすなどの対応に迫られているのは周知の通りで、これだけ節電が叫ばれている状況なので、てっきりそんな昔のように日中の地上区間では車内灯の消灯を実行しているのではないかと思っていたのですが、先日京成に乗車したところ晴天の昼間であったにもかかわらず千葉県内から押上まで終始点灯したままだったのはかなり意外でした。その後浅草線のトンネルを超えて品川から乗車した京急では断りのアナウンスを入れたうえでやはり消灯していました。
同じ京成でも消灯を実行している乗務員もいるのかもわかりませんが、とにかくこれだけ電力事情が逼迫している中、ちょっと節電意識が低いのではないかと感じた次第です。
あと計画停電については冷房使用により電力需要が拡大する夏にも実施される予定とのことで、鉄道界では暑い日に窓全開で走る非冷房車が久々に再現されることになってしまうかもしれません。
:2011.03.30追記
その後いただいたコメントによれば、京成の大半の車両は前照灯を点灯している場合、室内灯を消すのは不可能とのことで、それが事実であれば室内灯を常時点灯せざるを得ないことがわかりました。
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車内灯のスイッチの名称が電灯制御となっているだけあって前照灯だけでなく、急行灯、種別・行先表示灯等々、電灯系すべて消えてしまいます。
それが事実であれば確かに仕方ないことだと思います。
しかし逆に日中に前照灯を消灯して走っていた時代に
車内灯や急行灯は点灯していた記憶があるのですが
それは可能なのでしょうか。
さっそく追記させていただきます。